イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

酒皶(←知ってた?)初体験

2018-02-01 15:53:29 | 健康・病気

 昨年の暮れから顔の、特に頬骨の、高くなっている(それほどじゃないけど。彫りの浅い顔なもんで)辺りに、蕁麻疹風な(あくまで“風”な。痒みがないので)かなり目立つ赤みが出てきました。

 指で触れると妙なガサガサ感があり、表皮が別珍みたいにミクロに毛羽立っている感じです。

 滅多にないけど化粧品か化粧ブラシでかぶれたかな?そういえばこの前チークをシュシュッとのせたときにかすかに逆撫で感があったっけ・・と自己判断、怪しい(←いつものじゃない)パウダーチークとパウダーブラシを含めてスキンケアと眉ペンシルとマスカラ以外の“塗り物”を肌から追放、昼間のマスクと夜のアイマスクもお休みして、顔に触れる枕カバーと布団の襟布も交換して、関係ないと思うけどコーヒーもお休みして、チョコレートも減らして2週間観察してたんですが消えないので、皮膚科に行ってきました。

 4年前に手の親指の爪の内側に地割れの様なでっかいヒビが切れて何を塗っても、防水絆創膏を貼っても治らなかったとき以来の皮膚科です。

 やっぱり蕁麻疹ではなく、酒皶(しゅさ)というそうです。お酒が入って顔が紅潮したような赤みがあらわれるのでこう呼びますが、酒は発症にまったく関係なし。毛細血管が部分的に拡張して、寒さ熱さや石鹸洗顔、化粧品などの皮膚への接触刺激、あるいは運動や長時間の入浴、香辛料・カフェインなど体の内側からの興奮作用で甚だしくなり灼熱感を伴ったりする。

 月河の場合はまだ灼熱まではいかず、洗顔のあとタオルを当てるとザラ、ヒリ感があったぐらいですが。

 んで原因は?赤いと気づいた時点で化粧はやめたしコーヒーもやめたし、仕事後の一杯もここのところオールフリーかドライゼロだけだし、チョコレートは・・いつもの半分ぐらいしか食べてないし?と先生に訊くと「アルコールやコーヒーは悪化要因になるといわれていますが、それだけでは原因になりません。一日一杯くらいならいいですよ」「いちばん多い原因は精神的なストレスです」。

・・・嗚呼。いちばん厄介なところに着地。

 肌にかかるストレス限定なら、コレ出る前の9月10月ぐらいのほうが毎日、化粧して、直射日光にも当たって崩れるから塗り重ねたりして、夜帰宅するまで塗りっぱなしでよっぽど負担かけていたけど何事もなかったですよ?むしろ化粧の頻度もアイテムも減ってラクになってきてた年末になって何故?と訊くと「ストレスってのは、蓄積性なんです。あるところまでは体が我慢してくれるけれど、積み重なって貯まって貯まってあるところを超えるとポンとスイッチが入ったように症状が噴出する」「だから、貯まらないうちに日々解消していく努力も必要なんです」・・・

 先生によれば、北国の気候風土、特に都会生活の“真冬の暖房のきいた屋内/屋外、日中/朝晩の寒暖差”も発症の強力な誘因になるのだそう。逆に、春から初夏の、急激に紫外線量が増える時期に駆け込んでくる患者さんも多いそうです、酒皶(しゅさ)。

 ガサガサ毛羽立ったようになっているのは接触性の炎症ということで、軟膏と抗ヒスタミン薬の錠剤の処方、それから低刺激性の洗顔石鹸のサンプルも出してくれましたが、抗ヒスタミン薬ですからねぇ。鼻炎薬と成分一緒ですよね?眠くなりませんか?・・とおそるおそる訊いたら、「なる人もいるけど少ないよ。12人に2人ぐらい」・・なんと微妙な。10人に2人なら「20パーセントね」ってすぐわかるけど、12人に2人って。宝くじ並みに稀ではなく、ドラフト1位よりは高確率で“当たり”なような。

 タリオン錠10㎎。おそるおそる処方通り一日二回内服してみましたが、同じ抗ヒスタミン薬のザジテン、アレロックよりは激しく眠くなりませんでした。少なくとも、朝のんで昼間使いものにならなくなるまでにはなりません。ただ、夜、就寝前にのんだ分は翌朝起きるときになんとなくだるい。二日まじめにのんで、翌日は朝だけにして夜はやめました。

 軟膏も、薬局から持ち帰って調べると合成ステロイド製剤ということがわかったので、二日間一応処方にしたがって朝・夕と塗って、ガサガサ感が減ってきたところで打ち切って、例の、親指爪内側の巨大ヒビ割れ時から保湿用に使っている馬油(ばあゆ)に切り替えてみました。顔に塗るのは初めてですが、軟膏より浸透がいいので、効いてきた感はあります。

 精神的なストレスに関しては打つ手なし。昨年のバイオリズムを振り返ると、確かに“峠を越えた”と自分で思ったのが12月くらいでもあり、先生の言う通り「蓄積した結果が、一段落してから出た」と解釈すればその通りかもしれないし。

 ひさびさの“ファンデなしメイクなし、洗ってスキンケアと馬油だけ”生活は、なんとなく気分が健康的です。フランスの女優みたいじゃないですか。知らないけど。なんでフランスなんだ。

 指のために入手したときから聞いていた話ですが馬油はシミにも効くそうなので、赤みが治る頃についでにシミも薄くなっていたら話がウマすぎますね。だけに。オチがついてしまった。

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