イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

能登ノート

2015-04-05 02:13:05 | 朝ドラマ

 『マッサン』の感動フィナーレ後の週明け、白いふわふわ妖精ドレス姿でジャンプする土屋太鳳(たお)さんとともに元気よく始まった『まれ』、さすがに序盤は若干、分が悪いか。

 何と言っても前作・前々作(『花子とアン』)と、"戦中戦後を乗り越えた実在文化偉人の、波乱と苦闘の実人生"が続きましたからね。朝ドラは戦争を挟まないだけで、良くも悪しくも一気に浅薄になる・・と言って悪ければ"軽く"なります。視聴に向かわせる風圧がない。

 第一週は小5まれ=松本来夢さんと、回想シーンの5歳まれ=渡邉このみちゃんが頑張ってくれましたが、贔屓目に見て"ジュヴナイル・ホームコメディの地方ロケ付き実写版"程度。ヒロイン希(まれ)一家は思いっきり財政ピンチで、客観的には「無理心中?」と心配されるくらいなのですが、とにかくのん気です。

 自己破産流転先の能登の方言を覚えて地元の子たちとなじもうと、手製の単語帳を作って丸暗記していた間はトンチンカンな会話しかできなかった希が、「よそ者」呼ばわりに激昂するとすらすら能登弁で思いのたけをぶちまけるなど、「んなわけねえよ」的な漫画チック描写がこの後もどれくらい出てくるか、どれくらい客がそれに乗れるかが評価の分かれ道になりそうです。

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