イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

鼻白む恋人

2011-12-01 00:31:28 | 健康・病気

原因不明の発熱は原因不明のまま予想通り月曜朝に終息。『カーネーション』BSプレミアムで始まる1時間前にスポン!と目が覚め、そうだ糸ちゃん(尾野真千子さん)一児めの母になったし…とごそごそ活動開始してから、「あ、そうだ熱あるかもしれないんだった」と思いなおして測定したらめでたく36.1℃。

なんだか20年前に時間が戻ったよう。せっかくの土日にドッと発症して、まる一昼夜“月曜朝の会議どうするよ…”と悩みながら、(いまは無き)『サンデープロジェクト』や『噂の!東京マガジン』の音声聞きつつ陰々滅滅と寝込み、さて月曜朝となると一本早いバスに間に合う時間にきっちり覚醒さっぱり解熱という、まじめな勤め人が年に何回か決まってわずらう貧乏性熱を、まじめな勤め人じゃなくなって久しいにもかかわらず、わずらってしまったの巻。

ところが熱の後退と前後して、強烈に鼻と喉に来てしまいました。鼻と喉、というより、“鼻と喉の中間地帯”が火傷して火ぶくれになって狭くなったかのように、鼻から息を吸うと、スッと入ってこない。喉まで息が下がってくる途中でジャリジャリ、ガスガスする。しかも、クシャミを何回かすれば払拭できるような、なまやさしいジャリガス感ではない。

よくやる扁桃腺炎の、唾のんでも水飲んでも、卵酒飲んでも痛い喉痛とはだいぶ違う。それに何ゆえ、熱が下がってから痛み出すか。

非高齢家族がここでばっさり「それは、加齢のせいだ」。

ヤッコさんの言うには「年食ってから、突然慣れないスポーツや遠出をして、ふだん使わない筋肉使うと、翌日じゃなく、二日め三日めに筋肉痛が来る、アレと一緒だ」。

…なんかね、表現がえらく失礼千万な上に、無理やり話を単純化しようとしてわかりにくくしてる感じなのですが、非高齢組の説は要するにですよ、たとえば鼻と喉と熱を一度にひき起こすウイルスが身体に侵入して来たとしても、ピュアな幼子のように、鼻のセンサーも喉のセンサーも、熱のそれも常時フル全開なわけではない。最初に熱のセンサーだけが反応して、鼻喉のセンサーはそのとき休眠していて、遅れて反応するということもトシとるとあるんじゃないかと、そういうことを言わんとしているようなのです。

んじゃ、鼻喉に来た現在、熱が下がっちまってるのはどういうことよ?と訊いたら、「センサーが作動しても、反応を長続きさせる体力がないから、次に鼻喉方面のセンサーが働き出した時には、熱のほうはガス欠になってしまうのだ」と身もフタもない学説。

反応は遅くなる、反応したら反応したで長続きしない。どんだけ体力低下した高齢人なんだ月河は。

で、非高齢組の結論はというと、「熱と鼻喉、バラ売りで来ただけで、普通に熱と鼻炎と喉痛をともなう風邪のクスリをのめばいいのだ」。

こういうときヤッコさんはうらやましいくらい合目的的で、痛みには痛み止め、熱には解熱剤、鼻には抗ヒスタミン薬、お腹がゆるくなったら下痢止めと、いま消したい症状“専業”のクスリを迷いなく選んでパッパと服みます。服む前に、服んでいいのかよくないのか、服むにしてもコレでいいのか、アッチのほうがいいんじゃないのかとあれこれ考えてしまう月河とは対照的。

月河はつい、効いても効かなくても副作用どうなのと怖れがちですが、かつてクスリ関係の仕事(←シャブとかハッパの類いじゃないですよ)をしていたこともある非高齢組は、「副作用の皆無なクスリなんかない」「“副”作用ってぐらいだから、“本丸”であるところの効能のほうがずっと強く出て“副”作用はかすんでしまうはず」と割り切っているのです。

それにしても、熱と鼻喉の時間差攻撃の原因が加齢だと認めるのはいささか面白くないな。面白くない恋人だな。とにかくこの鼻←→喉間のジャリジャリガスガス感はとっとと追っぱらいたいので、“炎症のもと=プラスミンを抑え喉の腫れをしずめるトラネキサム酸”と“痛みのもと=プロスタグランジンにはたらき喉の痛みと熱に効くイブプロフェン”と“鼻水くしゃみのアレルギー症状を持続的に抑えるクレマスチンフマル酸塩”の輝ける三位一体・ルルアタックEX錠で華麗に粉砕。

プラス、これは月河の独断で“ニンニクの力SUPER”も豪快合体。ノンカフェインで睡眠にもウェルカム。さぁどうだ。…おぉ、服用1時間ほどで“ジャリジャリガスガス”が“シャリ、カス”ぐらいになってきたではないか。

このまま消滅退散してくれればいいのですが。

コメント
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