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イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

旅立った人たち ~影ながら祈る~

2020-09-07 23:54:20 | ニュース

 義理のやむなき冠婚葬祭以外、もともとあまり人付き合いの良いほうではない月河家も、ステイホーム推奨・非接触型社会推奨の新型コロナ禍以降、ますます孤高深閑の度を深めてまいりました。

 各人夫々に新聞やTVと接している時間が長くなると、なんだか先日一時的局地的に盛り上がった弘田三枝子さん以外にも、今年ここまで、ずいぶん多くないですか。有名知名人の訃報。

 ここ4~5年ではいちばん丁寧に新聞読んだり、家でTVをつけている時間が長かったりするから自然とそう感じるのかもしれません。特に、聞いた瞬間「まだ亡くなる様なお年ではないんじゃ?」「闘病中とかの情報なかったよね?」「ついこの間、変わらない感じで出てたよね?」と思う、意外なかたの突然の逝去が目立ったように思います。

 月河自身がいちばんびっくりしたのは、5月に入ってから公表された、外交評論家の岡本行夫さん。小泉純一郎総理時代の政府外交特別補佐で、ついこの間までBSフジプライムニュース等に出演されていた記憶があったので、新型コロナ、やっぱり怖いなと思いました。74歳、病歴や喫煙歴はわかりませんが、70歳だった志村けんさん同様、“寿命だからしょうがない”と言えるお年ではありません。

 退官後フリーの評論家となられてからも、服装といい、随所に硬骨クセモノ感、諸外国の高官と四つに組んできたしたたか感を垣間見せつつも語り口はソフトでユーモアに富んでいて、「G7(先進国首脳会議)は、各国首脳が(歴史知見など)知性と教養をひけらかし合い、その後愚痴をこぼし合う場」という話は特に愉快でした。

 月河にとっては、ヴァイオリニスト佐藤陽子さんの前の旦那さんというのも印象深い。天才の呼び声高かった陽子さん24歳で、一橋大出身のエリート若手外交官岡本さんと恋愛結婚された時点でかなりの話題をまいたはずですが、月河が知ったのは、陽子さんが版画家で芥川賞作家の池田満寿夫さんと再婚(事実婚)されたときで、岡本さんとは前年にもう離婚が成立していました。“外交官の妻”というのは、ご本人の本業・前職が何であろうと別建ててひとつの技能職みたいなものですから、天才ヴァイオリニストで声楽家・女優としても国際的に活動していた陽子さんがよく飛び込んだなと思います。当時の、20代の岡本さんによほどの魅力があったのではないかな。

 陽子さんと離婚成立後再婚もされていたはずですがそのへんは詳しくないので。日米同盟基軸の重要性を繰り返し強調していた岡本さん、期せずして日本も、ひょっとしたらアメリカもリーダーが代わりそうな現今の情勢及び将来展望をどう観られるか、お元気だったら是非うかがいたかったところです。

 7月の、俳優三浦春馬さん謎の急死、のちに自死と判明というのも、こちらはコロナと何の関連もないだけに一層衝撃が大きかった。ほんの数日前にTBSで新ドラマの番宣にリモートナマ出演されていたし、スキャンダルやトラブルの噂もなかったし、非高齢家族なんか「ちゃんと検死したのか、他殺のセンはないのか」と真顔で言ってましたから。

 「誰?有名なの?」と高齢家族が訊くので「ホラ、大河の『おんな城主 直虎』で幼なじみの亀之丞が大きくなって井伊直親って・・」と説明すると、「あー、あのキレイな顔立ちの子」と意外にすぐ思い出してくれましたが、ちょっと間をおいてから「影薄い感じだったもんね、線が細くてね。年がいってから良い役者になりそうな、ズブトいタイプじゃなかったね」と、後出しジャンケンの様にコメントしてました(高齢組の、特にその2は、『直虎』キャストの中では三浦さんでも、高橋一生さんでも菅田将暉さんでも、柳楽優弥さんでもなく“ユキの字”こと中野直之役=矢本悠馬さんが贔屓で「あのコはいい、ジャガイモみたいな顔してるけど、いい役者になる」と絶賛でした)。

 ・・高齢家族が、テレビやDVDなど媒体を通じて見知った、あるいはリアル社会で人づてに知り合いになって交流を持った人について、「影が薄い」と本人不在の時に評するのは、しょっちゅうではないですけれど、不思議とその後、さほどの年齢でも病気持ちでもなく急逝されることが多いのです。特に霊感が強いとかでもないので、偶然と言えば本当に偶然なんでしょう。

 かつて高齢家族その1が定期的にお世話になっていた理髪店の奥さんで、店主である旦那さんの助手としてテキパキ働いていた人がおられたのですが、その1を迎えに行って帰って来たその2が数日後「あの床屋の奥さんは愛想が良くて気もきくようだけど、なんでか、影の薄い人ね」「今日、店の前を通ったんだけど、旦那さんの顔や体型は思い出せるのに、奥さんの顔は全然思い出せない」。・・次にその1が店に行ったときには奥さんは不在で、入院しているとの話で、それから間もなく忌中の貼紙が。軽く体調を崩して受診したら、その時にはもう手遅れの癌だったらしいのです。・・

 ・・・なんだか月遅れの怪談みたいになってるな。それより少し前だったか後だったか、自民党の二世議員で選挙区が近く、一時は“将来の総理総裁候補”と言われていた中川昭一さんについても「いつ見ても疲れた、泣きそうな顔してるよねぇ」「たぶん総理になんてならないよ、影が薄いもの」と、TVにお顔が映るたびに言っていました。

 中川さんの外遊先での飲酒朦朧会見とその後の転落、そして急逝はつとに知られています。このときはその2「やっぱりね」的なことはいっさい言いませんでした。

 月河も霊感を積極的に、濃厚に信じるほうではないのであくまで想像ですが、人間は誰でもその立場や、目標意識や、職責なりの生命力、生への執着力とでも言うものを内に持ち、放射、放出しながら日々生きている。

 バランスが取れているときは誰が見ても何の不自然さもないでしょうが、何かの理由や動機で“立場は重いのに、社会的に注目され期待されてるのに、或いは家族や同僚から頼られているのに、それに見合う量の生命力が湧き出ていない”状態になることがある。

 理髪店の奥さんの様に本人にはまだ自覚のない病気が原因のこともあるし、中川昭一さんのように深酒癖のこともある。そんな時の何とはなしの、外から感じる気配のバランスの悪さを、うちの高齢家族その2は「影が薄い」と表現するのではないかな、と。

 3年前の大河ドラマで若き井伊家当主を演じていた三浦春馬さんにも、画面を通じて何かしらのバランスの悪さ、枯渇感を、その2としては感じたのかもしれません。ドラマ中での役自体が、非運の予感を終始纏い、予感通りの非運に終わる役だったことも若干は関係しているとは思いますが。

 三浦さんの場合まだ30歳になったばかりでしたし、一時的な“生命力の減圧”はお休み取るなりしてリカバリーして、高齢家族その2の読みを裏切るズブトい名優になってほしかったですね。本当に人の生は日々、いつバランスを崩すかわからない薄氷の上、紙一重の地平を行くようです。

 だからこそ無事に踏みしめ進みおおせる今日一日が途方もなく貴重だとも言えるのですが。

 ちなみに、こんな高齢家族その2がステイホームでTVに親しい日々の中「この人も、影が薄いねえ」と一度ならず所感を述べている有名知名人は現時点でも複数いるのですが・・・書いてデスノートみたいになったらこのブログ自体も汚染される気がするので、きれいさっぱりスルーすることにします。こういう時世ですから、ネガティヴはぜんぶゴーアウェイで。


俄然ガーゼ ~マスマスくるしい~

2020-04-29 19:00:05 | ニュース

 噂の“アベノマスク”2枚組、取扱い会社がどことどこだ、誰つながりだで早くも香ばしくなってますが、すでに郵便ポストに届いたお宅もあるようです。ウチの地域は近隣どこも未着ですね。一応、現時点では全国屈指の感染拡大地域なんですけど。

 これねぇ。タイミングが遅いとか早いとか、2枚じゃ大家族には足りないとか、不織布のサージカルマスクが品薄で皆血相変えてる中でいまどきスカスカのガーゼマスクってどうなんだとか現実的な事以前に、イメージとして、アイコンとして、安倍晋三首相みずからが送付にさきがけてモデル着用に及び、公的な場にも映像媒体にも露出しまくっちゃったのが決定的なしくじり大王でしなね。

 なんであんなにこのタイプのマスクが似合わない顔の人を、わざわざモデルにしてご披露したんだろう。最初にテレビで見たとき、何かのギャグかコントかと思いました。何に似てるかと思ってちょっと考えたらすぐ思い出した。月刊『本の雑誌』の背の、沢野ひとしさんのイラストでした。

 背の細いところの、いちばん天地の地に近い所に「本の雑誌社」って社名が入っていて、そのすぐ上に、毎号いるはずですマスク男。顔面面積比で布部分のせまーい感じ、ヒモばっかり目立つ感じなど、安倍さんのアベノマスク顔に実に感じが似ておる。

 人から飛ばされる飛沫ディフェンス、自分が飛ばすかもしれない飛沫シャットアウトになんぼの効果があるかより、ショボ過ぎるだろう、ビジュアルが。

 政府が如何にケチでしみったれか、如何に国民の困りごとのために自腹を切りたくないか、徴収した税金を少しでも使わずに済ませたくているかが、あのビンボくさいビジュアルからじゅんじゅんとにじみ出ています。

 配り始める前に安倍さんが「洗って繰り返し使える“布”マスク」と説明してしまったのもまずかったですね。アレを聞いて、月河家では、いつぞのニュースで話題になっていた“水着メーカーが水着の素材で作った”みたいな、伸縮自在フィット感抜群の、二十一世紀の人間工学技術の結晶的なやつを全員想像していたもの。最初っから「お子さんが給食当番で使う昔ながらの“ガーゼ”マスクです」ってぶっちゃけてくれたほうがまだしもその後のガッカリ感が少なかった。

 まぁ擁護するわけじゃないけど、安倍さんも言いだした当初は、自分がモデルになって延々カメラの前に出続ける羽目になるとは思わなかったんでしょう。あの似合わなさを見かねて「総理っ、ここはボクが、ワタシが着けて取材とか受けましょう」「総理はもっと高性能の、諸外国の首脳に見られても恥かかないやつを」と助け船を出す閣僚子分も居なかったんでしょうな。萩生田さんとか世耕さんとかなら、ノドまで出かかったけど、“・・・いや、オレのほうがもっと似合わない”と思って呑み込んでそう。

 “言い出すべきかべからざるか、うーん、えーっと・・・”と考えて何週間も結論が出ないのが岸田さんで、言い出すも何もマスクの着け方自体わかってなくてアイマスクになったり鼻出しになったりするのが先輩の麻生さん

 誰がモデル着用したらオサマリがいいかな?と、ここ最近テレビのインタビューや討論番組で顔面を拝見する機会のあった見た閣僚級政治家の皆さんの顔を順番に思い出して、あのマスクを脳内で着けさせてみたら、茂木敏充外相、意外と似合う気がしませんか。小動物っぽいチマッとしたルックスに、チマッとしたマスクはナイスマッチなような。

 小泉進次郎環境相もいけそうですよ。閣僚の中ではいちばん“給食当番経験”から年数隔たってない感じだし、ついでに白い三角頭巾と白い割烹着も着ていただいて「さあーみんな、きゅうしょくのじかんだよー」「のこさないでたべるんだぞー」って、小学校の先生が当番の実地指導してるみたいでいいじゃないですか。

 ・・・マスクに罪があるじゃなし。2月に家族で買い置きマスクの棚卸をしてみたときに、自分でも忘れていたのですがまさに、この“アベノ”タイプのガーゼマスクも5~6枚、タンスの奥にストックがありました。サイズは揃ってタテ95㍉×ヨコ135㍉で、安倍さんが答弁で説明していたのとまったく同寸、“大人用普通サイズ”の標準です。

 メーカーはロート製薬、ニチバン、大三と結構、大手ばかり。たぶん2009年5月の、新型インフルエンザ日本上陸騒動以来、いま一般的になっている不織布プリーツ仕立てで都度使い捨てのサージカルマスクのほうが効果大だとアナウンスされる前は、風邪や花粉症やハウスダスト、大掃除対策時も、こんな感じのガーゼマスクが一般的でした。あの頃なら、今般のアベノマスクも、それほどショボいイメージを持たれず歓迎されたと思います。

 当時、月河が気に入っていたガーゼマスクがサニークの“快適革命”。タンス防虫剤などでおなじみの白元が販売元で、ドラッグストアのほか調剤薬局の物販コーナーやコンビニ、駅のキオスクでも買えました。単価どれくらいだったかが記憶にないのですが、ネットで検索するといまは楽天市場でもamazonでも取り扱いが無い様で不明。

 鼻の突起に添わせるワイヤーのノーズフィッターだけでなく、鼻部分が突き出て唇に向かって平らになる、横から見ると鳥類のクチバシっぽくも見える独特のフォルムでクチの前にスペースが確保され、圧迫感や呼吸をふさがれてる感がありません。しかもとかく痛かったりこすれたりキツかったりで悩む耳掛けゴムが、リボン状の平ゴムでアジャスターも付き、長さ調節可能。

 洗って繰り返し使えるタイプの中ではこの“快適革命”が出色で、家族用にも、と当時複数枚買ったのですが、なぜか月河以外の家族全員に「顔に合わない」「ズレる」「生地のフチのパイピング布がこすれてカユくなる」等とイマイチ不評で、最終的にぜんぶ月河用のストックになりました。いまある不織布タイプの手持ちはそっくり家族に譲っても、月河ひとりだけならこれを手洗いしながらローテしていけばまるまるもう一シーズンいけそう。

 これだけ長期間のマスク品薄が将来やって来ると、あの当時予測出来ていたら、コレもう家族のためじゃなくあと10枚くらい買っておくんでした。開封せず冷暗所保存なら、腐ったりカビわいたりするもんじゃないし。

 いま製造再開すれば売れるのになぁ・・と思ったら、外袋の下に小さーくMADE IN CHINAの表示が。こりゃ見かけなくなったわけだ。がんばれ国産。


ミルクボーイ新ネタ(←嘘)、もしくは虎つながり

2019-12-27 20:30:58 | ニュース

「どもー、どもっミルクボーイですよろしくお願いいたしますー、ありがとうございますっ、いまね、とんかつソースを戴きましたけどもねー、ありがとうございますっ、こんなんなんぼあってもいいですからねー」

「ほんまありがたいですねー、ところでうちのお母んがですね」

「わからへんのがあるんでしょ」

「そやねん」

「そうや思うたわー、何がわからへんのよ」

「好きなお菓子があるらしいんけどな、名前をちょっと忘れたらしくて、いろいろ訊くんやけど」

「ほなボクがお母んの好きなお菓子、一緒に考えてあげるから、どんな特徴があるか教えてみてよ」

「お母んの言うにはね、和菓子で、ひらがなで“と ら や”って印刷した袋に入ってるんやて」

「おー、羊羹やな。それは羊羹や。羊羹以外の何ものでもないな。昔から、“とらや”と言えば羊羹、羊羹と言えば“とらや”や。“とらや”て印刷した袋に、羊羹以外のものが入っとったら、99.99パーセント、袋の再利用やからね。お母んの好きなお菓子は羊羹や」

「オレも羊羹やと思たんやけど、お母んの言うには、その“とらや”の袋に入ったお菓子は、中国の人らぁが“どうぞ”て持ってきたんやて」

「ほな羊羹と違うなー。中国の人らぁがお菓子ですよ言うて持って来るいうたら、マンゴープリンか杏仁豆腐やもんな。百歩譲ってタピオカや。ほんでな、中国では“羊羹”言うたらお菓子ではないんやて。知っとった?中国では、羊(ひつじ)の羹(あつもの)、ヒツジのダシのスープのことをヨウカン言うんやて。中国の人らぁがわざわざ来てな、こないな恰好で“ヨウカンモッテキタアルヨ~”言うて出してくるんは、ヒツジのダシのスープや

「熱っつあつやね。お菓子とちゃうな」

「そうや。もうちょっとお母ん何か言うてなかったか」

「お母んの言うにはな、誰ぞエラい人に、ものを頼んで“よろしゅうお願いします”言うときにあげるもんやて」

「羊羹やないかー。エラい人に“よろしゅう”頼むときにあげるお菓子の定番中の定番言うたら羊羹をおいてほかにないでー。考えてみ、エラい人に“よろしゅう”言うてイチゴショートあげたら、よろしゅうする前にイチゴが黒ずんでまうやろ」

「活きが下がりやすいわな、なまもんやし」

「もっと考えてみい、エラい人に“よろしゅう”言うて最中(もなか)あげたとする、“おー最中もろたな、ほなよろしゅうしてやろか”て一口食べたら、上あごに皮がぜんぶ持ってかれて、皮に気を取られて何をよろしゅうしてやったらええのんか忘れてまうやろ。ここは羊羹や。お母んの好きなお菓子は羊羹しかないて」。

「オレも羊羹や思うんやけどな、お母んの言うには、袋の中に一緒に、福沢諭吉さんが300枚入っとったんやて」

「・・・それは羊羹ではないな!福沢諭吉さんが300枚入っとったら、福沢諭吉さんの圧倒的な存在感におされて、羊羹、影うすうなるやん。君、福沢諭吉さん300枚て見たことある?」

「記憶ないなぁ」

「そやろ。考えてみ、かりに、ここに福沢諭吉さんが10枚あったとしてもな、あたりを圧するオーラ出るやん。“あぁボクらには手の届かない世界や”て引くやろ。それが300枚やで。羊羹の存在感なんか木っ端みじんになって、もとのアズキと寒天に戻るかもしれへんで。それは羊羹ちゃうな。もうちょっと何か言うてなかった?」

「お母んの言うには、エラい人がもろうたら、“絶対羊羹でした”って言い張るんやて」

「ほな羊羹やないか!エラい人が羊羹や言うたらどこまで行っても羊羹やん、それは羊羹やて」

「そやろ、オレも羊羹やろ言うたんやけどな、お母んは“羊羹ではない”言うねん」

「それやったら羊羹ちゃうやないか!それ先に言えよ!オレが中国の人になって“ヨウカンモッテキタアルヨ~”言うのをどない思うてたん」

「申し訳ない」

「ほんまにわかれへんがな!どないなっとんねん」

「お父んが言うにはな、それ賄賂やて」

「全然ちゃうやないか、特捜に通報せな、もうええわ、ありがとうございました~」


眞子さまは結婚できるか ~KKに論じられない~

2019-12-03 15:48:19 | ニュース

 令和となり新天皇陛下即位にかかわる一連の儀式がひとまず終了したこともあり、11月30日が秋篠宮殿下五十四歳のお誕生日ということで設けられた恒例記者会見では、しばらく話題の最前線から遠ざかっていた眞子内親王のご結婚問題が、またもや浮上してきました。 

 婚約延期発表が昨年2月ですから、ぼつぼつどうなってるのか訊きたくてウズウズしてた向きには、格好の質問チャンスが訪れた!といったところで、気持ちはよくわかる。

 ただ、いま時期に秋篠宮殿下にコレ訊くのは、酷な気も。これ、現時点では長女=内親王の“婚約・結婚問題”ではなく、“娘と彼氏の恋愛問題”の域に、未だあるじゃないですか。

 一昨年5月だったか、“眞子さまにラブラブお相手”報道に始まる一連の流れで、秋篠宮パパ、もしくは紀子ママが主導した局面が一度もない。最初っから、“若い二人が、学校中心の、若い人たちだけの生活時間の中で出会って惹き合い惹かれ合っていった”延長での婚約話、将来の結婚話です。

 ここで、おもにNHK朝ドラ関連で何度か書いたのですが、“恋愛”“家族”は、本質的に利害が対立します。家族が大事で大事で命に代えても家族を守り幸せにしたい精神の人は恋愛体質にならないし、恋愛してもたいがい本人も相手も苦しみうまくいきません。逆に恋愛まっしぐら、恋愛成就両想いこそ人生の目的で恋愛していないと灰色に感じられるタイプの人は、どこかの時点で家族と、少なくとも精神の上では決別しなければならず、絶縁はしなくても疎遠をもって良しとする人生になります。

 「家族っていいね素晴らしいね」を謳い上げるのが最大使命であるNHK朝ドラで、ヒロインが恋愛しだすと一気に物語が嘘臭くなり精彩を欠くのはこのためです。恋しても輝くヒロインは、ほぼ例外なく“夢見た職業・職域での成長出世プロセス”か、“家族が信頼し祝福する、同じ地域社会の幼なじみ”から相手を見つけ両思いになり、多くは子をもうけ、自前で新しい家族を築いてその価値観に融け込んで充足していきます。

 いまの秋篠宮さまにとって、いちばん自ら状況コントロールしにくい、対外的に説明し所感を述べにくい話題が長女さんの件、になっていると思う。どんなご家庭でも、幼稚園~小学校低学年くらいまでは可愛くて可愛くて、パパだいちゅき~だった娘さんが、パパより手の込んだチョコをバレンタインに贈る男の子が外にできたあたりから、急坂を転がり落ちるように話しかけづらく、「学校最近どうだ」程度の質問さえしにくくなっていくものです。

 秋篠宮パパが「(長女と)結婚について話をする機会はありません」「最近ですと即位礼の一連の儀式については話をいたしました」とお答えくださったのは、良くぞ正直に・・と思い、ほとんど同情しました。いまの秋篠宮家では、長女さんの婚約結婚どうなんだという話は“触れると家の中の空気が妙になる”話題のリスト筆頭なはずで、家族全員いちばん避けたく思っているのが本音でしょう。伝統儀式の式次第や手順の様な、すでに昔から決まっていて誰も動かせない事柄を、決まった通りになぞって「これこれだね」「そうですね」と言いかわすのが唯一いちばん安泰な会話のタネ。

 こういう時期ってどんな家族にもあるんじゃないかなあ。聞き回ってみたわけじゃないけど。窓から空を見上げて歴然と曇っていれば「雨になるかもな」と言えばいいんだけど、それすら家族の誰かに「雨なんか降らないわよ」と言われそうで、それに続いて「雨になるから外出すんなって言いたいんでしょ、そうに決まってるんだから」とインネンつけられそうで言えないでシャーとカーテン閉めるみたいな。ありますよねぇ、そういう時期。お子さんがいればそれなり、思春期に踏み込んでいればさらにそれなり、子がいなければまたそれなり、舅姑もしくは嫁・婿と同居ならこれまたそれなりに。“家族”って、或る時は世界一息苦しい空間なんです。

 秋篠宮パパが勇躍コントロールできるようになるためには、すでに眞子さまと小室さん“だけ”で発祥したストーリーが長く続き、“だけ”で織り進まれ過ぎている。

 いまさらこんなこと言っても後出しになりますが、眞子内親王のように“この家族に生まれ、血を引き、この家族の一員であることが、存在価値のほぼすべて”である人に、本当の意味での恋愛と、恋愛発のゴールとしての結婚が可能なものかな?と懐疑的にならざるを得ません。いや、小室さんの将来進路がどうなるとか生活力がとか、お母さんの金銭トラブルがどうなのかということは、関係あるようで、あまり無い。

 どこかで秋篠宮パパが、紀子妃ママと、タッグを組んでも組まなくてもいいからなんらかの形でいっちょ噛んで行って、“家族主導で家族からスタートする”案件へとハンドルを切っていかないと、若い人同士の若い熱意と集中力・持続力にまかせていても、おさまるところにおさまらない気がするんですけどね。

 本来、恋愛に向かない生まれ育ちの人が、家族を振り切り有無を言わせないような“自分で見つけて自分で惚れた相手”と手に手をとりあって貫き通すていの恋愛結婚を、達成できるものかどうか。

 いや、ご両親じゃなくても、お祖父ちゃんお祖母ちゃんや、伯父さん伯母さんいとこさんでもいいんですけど。そういえば秋篠宮家ってファミリーの中でどこか全員異色で、容喙を快しとしない空気がありますよね。

 逆に言えば、全然価値観や生きる姿勢の違う庶民家族が敬して距離置いてくれず、簡単に接近して、食いつきに来られそうな隙がありありでもある。

 まぁ、思想信条の自由、恋愛を含めて心で思うことの自由は保障されている国なので、若い人同士でどうにか達成できてほしい・・・と思ったら、あの一族の皆さんには憲法で言う基本的人権は無いのでした。


東池袋暴走老人 ~厳気があれば何でもできる~

2019-11-13 21:40:02 | ニュース

 こういう加害者に、「厳罰を」と願った場合、いったいどうするのが適正かつ過不足のない、きっぱりと納得性のある“”罰と言えるのでしょうか。 

 ・・・・・今年4月19日の午後は出先の待ち時間で、共有スペースのテーブルで遅めの昼食をとる人、早めのおやつの人たちも混じって、なんとなく正面の40インチのテレビを見ていた記憶があります。

 チャンネルは日テレ系の『ミヤネ屋』だったのかな?東池袋の現場レポート映像が流れていましたが、まだ事故の全貌がつかめていなくて、正味のところ何人怪我して搬送されて、死亡確認されたのは何人なのか、事故起こした張本人の運転手は何処の誰で生きているのか、自分も死亡したのか等々、人的な情報をまだ集めきれていなくて、引き取ったスタジオでもどうアンカリングしたらいいのか戸惑っているような放送だったと思います。

 待ち時間のテーブルでながら視聴のこちらでは、「白昼で明るいし、いい天気っぽいしスリップとか有り得ないから、薬物でラリッたやつか?」「テロか?」なんて言っている人もいました。

 当地は地方なもんで、東京の都心にほど近いところでの大きな事故映像が来ると、とかく、むやみに「テロ?」視しがち。それは認めます。当時は6月に大阪サミットなんてのも予定されていまして、そっちに注目が集まり保安警備資源も偏ってるタイミングを狙うなんてのもありそうだし。

 だんだん捜査が進んできて、“張本人”が、八十八歳のご老体の運転する乗用車で、軽傷で搬送されたご本人の事情説明の言葉からしてどうもブレーキとアクセルの踏み間違いらしい・・とうすらぼんやり判明してきたときは、不謹慎ながら「またかよアチャー」と思いました。高齢者の運転問題、ここ何年もずっと通奏低音のように巷間問題視され続けているのに、いざ人身事故が起き、なまなましい映像が流布してからじゃないと焦点が合って来ない。この辺り、夏休み時期に俄かに多方面から火の手があがった“煽り運転”事案群と似ています。

 昭和の耐久消費財3K、“Myカー”ブームから半世紀余り。クルマを持つということの敷居が下がり、誰もがハンドルを握り、街に海に山に繰り出して行けるようになった世の中にも、勤続疲労と耐用年数超過の季節がやって来たということでしょう。昭和30年代~40年代初期に、胸ときめかせて自前のキーを初めて持ち、恋人や友人をこぞって乗せて鼻高々だった若者たちも、すでに視力低下や動脈硬化や神経痛をかかえる認知症予備軍です。

 この事故では痛ましくも3歳のいたいけない女の子と若いお母さんが犠牲となり、一度に二人の家族を失ったお父さんが中心になって「加害者に厳罰を」の署名が39万筆超を集めたと、9月にも報じられていて、被害者遺族の心情を思えばさもありなんですが、なにしろ加害者八十八歳、パーキンソン症候群とやらで両杖でも歩行おぼつかなく、カメラの前での受け答えも失礼ながら完全に的をはずれていて“空気が読めてない”の域ではなく、よくこんなボケボケで(詐病の疑いは拭えないものの)車運転してたよなア、させておいて同乗までしてた家族もどんだけ無神経だよという映像を見るにつけて「この人をどうすれば、『よっしゃ“厳罰”に処したった』と皆で溜飲が下がるのだろうか」と疑問に思ってしまいます。

 亡くなられた方々には本当にお気の毒ですが、あらかじめ殺意を持っての計画殺人ではないから極刑にはならないでしょう。重大な過失致死、しかも危険運転という視点で考えれば、どう厳しく見積もっても懲役○○年とかいう“実刑”判決がせいぜいです。

 しかし八十八歳、放っておいても数年から10年程度以内に自然死待ったなしな年齢で、すでにあの通りヨレヨレのボケボケです。刑務所に収容したってろくな役務なんかできるわけがない。むしろ所内での介護の手間と費用がかさむだけです。

 しかも、この人の運転を許して黙認していた怠慢きわまりない家族が、この人の服役によって、将来から終身“介護免除(=刑務所にまる押っつけ)”されるのは返す返すもオモシロクない。

 不注意か驕りか甘えか、とにかく途方もない不心得で罪なき母娘の命を奪い、ご家族の平和な日常及び将来を潰した重大な罪状を、この人に応分の痛みとして叩き込むには、どういう刑の与え方が“厳”罰と言えるのでしょう。

 母娘にお父さんも加わった、事故前の日々の団欒の動画など見せられると、「加害者が残りの一生、楽しい事も心浮きたつ事もいっさい無しの真っ暗な日々で終わればいい」なんてこちらも真っ黒な、鬼の様な気分になるわけですが、鉄格子の独房に押し込んだところで、どのみちクルマが無く付き添いの奥さんなり付かなければ、シャバの自宅でもお出かけらしいお出かけもままならないに決まっているご老体です。結局はぬくぬくと三食介護付き、おそらくは散歩やリハビリ入浴付き、体調のいいときだけ軽作業・・の刑務所生活になるはずで、それで“厳”罰に処したと言えるのだろうか。理不尽に家族の命と団欒の幸せを永久に奪われたご遺族が納得できる結末になるのか。

 ・・月河家内では、まぁいろいろ差し障りがあろうかと、高齢組抜きで、非高齢家族とだけ会話して、結構まじめにあれこれ考えたのですが、どうでしょう、こんな刑法が日本には令和元年の現在無いだろう事は承知の、純粋な頭の体操として、“資産の没収”というのは。

 報道によると中央官庁の要職にかつてあった人らしいし、現在の年齢に至るまでの間に、慣例に則って複数回の天下りと、その都度の退職金を受け取ってかなりな資産をお持ちのはずです。まるはだかのカラッケツにならない程度にこれらを削り取って国庫に納付せしめる。これは、加害者のいままでの数十年にわたる人生の職歴キャリアや、それに伴って営々と築いてきたであろう名声や人望の相当部分を、処罰としてメリメリと剥ぎ取ることですから、かけがえなき命と将来を理不尽に奪われた方々の痛みに、完全には釣り合わなくてもかなり比肩させ得るのではないでしょうか。

 最低でも、実質“刑罰”の体をなさない有期懲役刑の実刑なんかよりは“痛み”を搭載していると思います。

 すでに、こういう事態を想定していなくても普通の高齢者の相続対策として、配偶者や子女に贈与したりして本人名義の資産は圧縮済みかもしれませんが、そこはそれ、この人の運転を黙認という“不作為の罪”が家族にもしっかりあるのです。天網恢恢疎にして漏らさず。速攻動け法改正に。超党派で。『桜を見る会前夜祭』ごときでやんややんや盛り上がってる暇はないですよ。