弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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弁理士試験合格発表に際し思うこと、いろいろ。

2016年11月10日 08時27分42秒 | 名作シリーズ(笑)
おはようございます!
日を追うごとに肌寒さが上積みされている感のある湘南地方です。

さて、昨日は弁理士試験の最終合格発表がありました。
296人の合格者の皆様、おめでとうございます&弁理士業界へようこそ。

わが身を振り返れば、合格から12年か…そりゃ歳もとるわけだ、
あの頃とは置かれている立場も全く異なる。ちゃんと前に進めているのだろうか?たぶん進めている、のだろう。

特許庁のHPに結果についての情報が載っている。
合格率自体は7.0%と略例年並。にしても、平成20年をピークに受験者数の減少が激しいなぁ。ほぼ半減だもの。

これって、他の士業でもそうなんだろうか…?
と思ってちょっと検索してみたら、TACにこんなまとめがあった。
この資料には2006年から2015年までの受験者数の推移が掲載されているのだが、

公認会計士・税理士・不動産鑑定士・建築士・司法書士・行政書士なんかが軒並み大幅に(▲30~70%)受験者数が減少している。
新司法試験は10年間の伸び率としては4倍増だけど、2006年には旧司法試験が普通にあったので対比の対象としては適切でない。
むしろ旧司法が廃止された2011年以降でみれば20%以上の減少だ。


逆に増えているのは、中小企業診断士と公務員(地方上級)。
診断士は、企業に所属していながら自己啓発で取得するケースも多いだろうことを踏まえると、
今どき「資格を取って独立!」なんてのは時流に沿わない、のかもしれないな…。
(※ただ、2011年と少し古い情報だが、プロコンとして独立している診断士の割合は増加傾向(ソースはこちら)の様子。)

リスクを取りづらい時代、なのかなぁ、やっぱり。



コメント
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