ついに今年初の100点満点映画が現れた!この映画は2014年の事件だ。
今年の最注目作に位置づけていた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。
期待と不安を一蹴するほどの素晴らしい映画だった。拍手喝采!!!
面白過ぎて、ワクワクが止まらない120分だった。
「スターウォーズ」以来のスペースオペラの金字塔の誕生。
アウトサイダーの5人が、銀河の存亡をかけた戦いに挑む物語だ。
オープニングのタイトルバッグ。主人公が1人ノリノリにダンスする♪笑
拍子抜けするこのシーンが、映画への期待が確信に変わった瞬間だった。
その後の120分は、もうジェットコースターである。
壮大なスケールに、カラフルな銀河のビジュアル。
個性豊かで愛すべきキャラクターたちと共に、
どこまでもドラマチックな冒険活劇の旅に出る。
70~80年代のポップミュージックが銀河に響きわたり、
心憎いまでのロマンスとノスタルジーを感じさせてくれる。
チャーミングで、ブラックで、シュールなユーモアに笑い、
宇宙船や銃器、小道具などのガジェットのデザインに胸が踊り、
決死の覚悟で強大な敵に立ち向かう「ガーディアンチーム」の勇気と、
堅い絆で結ばれることになる彼らの友情に涙する。
この映画の魅力を挙げたらキリがないな。。。
映像化不可能と言われていたマーベルコミックの映画化だ。
それを120%のクオリティで映像化したことだけでも凄いこと。
しかし、本作はそれだけに留まらない。
本作の脚本・監督を務めたジェームズ・ガンに大きな拍手を贈りたい。
「大作映画ですけど、それが何か?」と言わんばかりの、
この肩の抜けようは何だろう??(笑
手抜きではない。凄いの一言に尽きるのだ。
これまで小規模映画を撮り続けてきたジェームズ・ガンだが、本作の監督に大抜擢。
巨大な製作費を前に臆するどころか、「これで好きな映画が撮れるぜ!」と
水を得た魚のように、イキイキとタクトを振るっているようだ。
その演出は大胆であり、不敵だ。類を見ない緩急の使い分けが冴える。
特にクライマックスでの脱力シーンには驚いた。
緊張感を持続させる、これまでの大作アクションの定石をあっさりと捨てる。
「ここで、いきなり笑いを取りに来たかー」と
ニヤリとした直後、怒濤のど迫力シーンに一気に流れ込む。
一言でいえば、大作映画になっても映画を撮るスタンスを変えていないのだ。
これは、ブロックバスタームービーに革命を起こしたと言ってよい。
主人公のピーターを演じたのはクリス・プラット。
主役レベルはもちろんのこと、脇役レベルでも存在感の薄い俳優だ。
本作においても、主役のクリス・プラットにカリスマ性がないことは事実だ。
しかし、彼の抜けきれない芋臭さが本作の主人公にベストマッチしている。
そして、ジェームズガン映画の常連である、「ウォーキングデッド」のメルルこと、
マイケル・ルーカーも、本作のスパイスとして効いていて大いに盛り上げてくれる。
とうてい勝てない強敵に、ガーディアンチームがどう打ち勝つのか、
その過程は、十分な納得感とカタルシスをまとって、痛快そのものだ。
これほどの大傑作を生み出してしまったマーベルスタジオ。
次作の「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」に
大きなプレッシャーになることは間違いないだろう。
見終わったあと、その満足感と幸福感にウキウキして劇場を出る。
あぁ~この感想を書いているうちにまた観たくなってきた。
これだから映画はやめられない。
【100点】
PS 高校生500円キャンペーンは自分が見た劇場ではさほど効果が出ていない模様。
そして、やはり女子率低っ!(笑)。配給のディズニー、苦戦しそう。
マレフィセントの100倍面白いんですけど。。。。
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