から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

ザ・ゲスト 【感想】

2015-06-14 13:27:58 | 映画


新作DVDレンタルにて。劇場鑑賞を逃した1本。
NHKで放送された海外ドラマ「ダウント・アビー」(DA)。先日、そのシーズン3の最終話が放送され、自分含め、多くのDAファンが絶叫したはずだ、「マシュー~~~!!」と。で、その「マシュー」こと、ダン・スティーブンスが主演を果たした「ゲスト」を観る。見終わって「そりゃないよー」とツッコミたくなるが、ダン・スティーブンスのカッコよさには代えられない。笑

戦争で息子を亡くした一家のもとに、その息子の戦友と名乗る男が訪れ、「ゲスト」としてしばらくの間、一家に居候する。ゲストの男は穏和で誠実で男前。と思えば、突然狂気に駆られ、尋常じゃない戦闘能力を発揮する。男は一家にとって救世主か悪魔か。そのミステリーとスリルが映画の引力となり、「男の正体は何者か?」というネタばらしが、大きな焦点となる。中盤までは夢中になるが、後半にかけて明かされる「答え」が拍子抜けするほどに安直(笑)。いや、発想の安直ぶりはOKとしても、家族と良好な関係性を築きながらも最終的な行動に至った動機がまったく描かれていない。非常に残念。「とりあえず一掃する」では話にならない。演出、音楽にはセンスを感じるので、あとは脚本だ。

ダン・スティーブンスのスター性と、俳優としての実力を再認識するには十分であり、それだけでも観る価値があったというもの。甘く、知的さが隠せないマスクに、サービスショットで明かされる見事な肉体美。DAでの役柄とのギャップも手伝い、カッコよくて仕方なかった。「ドライヴ」を観たとき、ライアン・ゴズリングに心底惚れた感覚に近いかも。今年公開されたナイト・ミュージアムで端役を演じるなど、彼の公開予定作を見ても、あまり期待できそうにないのだが、早く彼の才能が発揮される映画にキャスティングされてほしいものだ。

【65点】
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