から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

湯らっくすに行ってきた件。

2020-02-02 14:56:34 | サウナ


北中米旅行から帰国してから2週間後、「水まわり」で感じたストレスを発散するために、去年の年末、熊本に2泊3日で旅行してきた。
テーマは、”名水と温泉とサウナ”を楽しむ旅。
熊本は阿蘇エリアを中心に、そこら中に湧水エリアが点在しており、レンタカーで回りまくった。美しい水を愛で、味わう。聞きしに勝る湧水量と水の透明度に感動しきりだった。そして夜は、貸し切り風呂で「10回まで」温泉を入れ替えることができる「守護陣温泉」でひたすら温泉を堪能した。それは、人生で最も贅沢な温泉体験だった。

で、2泊目の夜は、サウナの西の横綱ともいうべき「湯らっくす」に泊まってきた。もう1か月以上前だが、体験した記録を残しておく。

阿蘇から菊池を経由し、熊本市街に入る。夜の7時ごろに湯らっくすに到着。施設の手前から第一、第二と駐車場が分かれているが、第一駐車場は満車で、第二駐車場に車を止める。胸の高鳴りを抑えながら入館、お洒落なカウンターで「泊まりコースでお願いします」と受付を済ます。料金は2500円、宿泊料金としても、サウナを朝まで堪能できるコースとしてもめちゃくちゃリーズナブル。ロッカーが置いてある2階のフロアに上がる。ドラマ「サ道」で見たとおり、広くて、スタイリッシュ、そして清潔な空間が広がる。浴場に入る前にトイレに入る。小便器には、おそらく臭い消しのためか、大量の氷が溜めてある。しかも、その氷を供給するためだけにトイレ内にホシザキの冷蔵庫が設置してある。早々に「この施設は凄いぞ」と確信する。
そしていざ、浴場へ。ドアを開けると、凄い蒸気で先が見えない。期待に胸が膨らむ。まずは洗体。シャンプー、ボディーソープは勿論のこと、洗顔フォームが別に設置してある。シャワーの水圧もいうことなし。シャンプーやボディーソープの泡立ちの良さから、品質の良い商品を置いていることがわかる。気持ちよく全身を清めたのち、温泉に入る。



サウナ日本一の実力。
夜の7時過ぎ。浴場内はまあまあの混み具合だが、浴槽内で人と人が密着するほどではなく、ゆっくりお湯に浸かれる。広い内風呂の奥には、ビーチチェアが沈められていて、リラックスした体勢で寝湯を楽しむことができる。寝湯で白い蒸気に包まれながら、天井を見上げる。あぁ至福。その後、露天の岩風呂にも入り、いざ、サウナへ。「しきじ」同様、サウナマットが使えて清潔。3つある、サウナのうち、最も大きいドライサウナに入る。おそらく20人以上は裕に入れる広さ。室内にはサウナ帽を被っている人がいたり、やはりサウナ好きが全国から集まっている模様。サウナの温度はそれほど熱くないが、ここのスゴいところは、夜中の1時まで1時間毎にロウリュが開催されていること。しかもロウリュ中は、他の人がサウナに入室することができない。このルール、素晴らしい。ロウリュ使いのお兄さんもトレーニングされているようで、上質の熱波を受けられる。時間によって担当者も変わるので、熱波に個性が出るのも面白い。

マッドマックス
いっぱい汗をかいたら、お楽しみの水風呂に突入する。入水前、立ったまま、掛水をする形になるので、汗をしっかり洗い流すことができる。日本一深い水風呂は、最深部で170センチ。常に天然水が掛け流されているので、底まで青く澄んでいる。清潔に利用するサウナ―を信じているようで、普通はご法度の潜水もここではOKなのだ。水温はたぶん17度前後。いつも利用しているサウナは19度なので、結構冷たく感じる。「しきじ」よりも冷たく、「しきじ」が水に包まれている感覚に対して、「湯らっくす」は水が絡みついてくる感じ。どっちも気持ち良し。
「湯らっくす」の名を世に轟かす、「マッドマックス」ボタンを押す。結構、強めに押さないと反応しないようだ。大量の掛水が頭上に落ちてくる。それ自体は楽しいのだが、その水温が明らかにぬるい。健康上のリスクを考慮しているのかもしれないが、自分は浴槽内と同じくらい冷たい水のほうが良かった。それを知ってか、意外とマッドマックスをしている人がいない。ボタンを押しているのは自分のように初心者のミーハーなのだろう。直立潜水できるだけで、この水風呂は尊いのだ。最高。

日本一おいしい水
ドライサウナと水風呂を何回か往復したのち、セルフロウリュができる「メディテーションサウナ」に入る。薄く暗く狭い空間。8人入ったら満室になる。なので、混み具合によっては入れない場面もある。セルフロウリュは初めての体験だったが、「ジュワ~」という蒸気音が気持ちよい。そして蒸気熱によって、一気に体が蒸され、あっという間に汗ダクになる。気持ちいい。6分ほどで水風呂に入る。このサイクル、病みつきになる。サウナと露天風呂の間に外気浴スペースがあり、あっという間に整う。当然、のどはカラカラになり、水分を欲したくなる。浴室入口に給水場があるが、ここでもホシザキ製の給水機が設置してある。隣に置かれている紙コップに、勢いよく水が注がれる。高品質な給水機はやっぱり違う。キンキンに水が冷やされている。熊本市の水道水は、地下水のミネラルウォーターなので普通に美味しい。「しきじ」の天然水も美味しかったのだけど、この冷たさは乾いた体内の五臓六腑に染み渡る。極上のサウナ体験もあって、今現時点では、日本で最も美味なる水を飲むことができる場所と思えた。



徹底したおもてなし
翌朝のサウナを楽しむため、9時ごろに浴室を出る。ロッカー内にある、ドライヤーはまさかのダイソンw。初めて使ったが、凄い風量だ。あらゆる必要なものが、清潔な状態で置かれている。また、感動したのは、トイレ(大)のトイレットペーパー。めちゃくちゃ柔らかい。絶対高いトイレットペーパーだ。たかが、サウナにここまで金をかけるかって驚かされる。すべては、おもてなしサービスのためだろうか。唯一気になったのは、館内着。ごわごわしたジャージ素材ってのも肌さわりがあまり良くなかったが、ズボンの紐が問題で、蝶々結びにしても、非常に解けにくい。
2階の休憩スペースは、結構、人で埋まっている。おそらく1年で最も人が少ないと思われる日にいったのだが、それでもこの盛況ぶり。この調子だと、ドミトリーの睡眠スペース(カプセル)も早くに埋まると思い、夜9時半ごろにカプセルスペースに入る。寝心地はまあまあ、宿泊施設ではないので文句なし。これも仕方のないことだが、ドミトリーなので、近くの人のイビキがうるさくてあまり寝られなかった。
朝の5時に起床。空いたサウナを楽しもうと思ったのだけれど、全然空いてないwww。みな、同じことを考えて早起きするのだろう。また、24時間営業なので、出社前にサウナという地元客も多いようだ。7時近くになると、お客さんが引き、メディテーションサウナもほぼ貸し切り状態になった。7時半くらいに浴室を出て、その後、食堂スペースで朝食を楽しむ。朝食はセットで500円、CP高し。水が良いせいか、白米がとても美味しかった。

大満足で湯らっくすを後にする。もちろん、オリジナルタオルを購入。タオルのデザインもセンスがいい。自分の中では、「しきじ」を超えて、日本一のサウナに更新された。この施設に利用するだけでも、熊本に来る価値があると思える。絶対、リピートする。

サウナ  :★★★★★+★
水風呂  :★★★★★+★
お風呂  :★★★★☆
アメニティ:★★★★★+★
アクセス :★★★★★
館内着  :★☆☆☆☆
給水   :★★★★★+★

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