から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

映画料金の改定で思うこと。

2014-04-03 02:14:06 | 日記
4月に入り、消費税が5%から8%に引き上げられた。

3%分のアップと考えると、あまり影響はないと考えていたが、
それ以上の価格転嫁を感じる商品・サービスが結構ある。

その中で、個人的に最も影響が大きいのはやはり映画料金だ。

どの興行会社(映画館)も下記の料金改訂で足並みを揃えている。
「みんなでやれば怖くない」と言わんばかりだ。

①通常料金は1800円のまま据え置き
②ファーストデイ、レディースデイ等の1000円は1100円にUP
③レイトショーなどの1200円は1300円にUP

興行会社でマーケティング、リサーチを行い、検討を繰り返し、
興行会社にとって最良と思われる決断だったのだろう。

1000円から1100円のUPは、3%アップどころではなく10%のアップだ。
映画興行会社からすれば「いやいや、通常料金(1800円)は据え置きですから」
という話だろうが、映画ファンにとっては気持ちの良いものではない。

ここ数年の映画平均入場料は1200円程度だ。
通常料金が1800円にも関わらず1200円前後である理由は、
子ども、シニア層など、もともと設定価格の低いユーザー層に支えられている点と、
1,000円、1,200円等の割引料金で映画を観る層が多くいることが考えられる。

自分含め、年に複数回映画を観る映画ファンは後者に多いだろう。
自分は先進国と比べて異常に高い日本の映画料金設定に対する反発と、
特別なイベントではなく、カジュアルな習慣として映画を楽しみたいという思いから、
IMAX等の付加価値観賞を除いて、通常料金で映画を観ることはない。
2000円近く払って映画を観るのが馬鹿らしいと思ってしまう。

だけど、1000円、1200円で観る方法があるから逃げられるのであって、
1800円という選択肢しかなければ、1800円を払うことになるかもしれない。
観るペースは確実に減ると思うけど。。。

自分と同じように映画ファンは多少値上がっても「観たい映画」は「観る」。
極端な言い方をすれば、映画ファンは放っておいても問題ないのだろう。
興行会社だけでなく配給会社も、それをよくわかっていると思う。

また、万一、その映画ファンが映画館から離れたとしても、
現状の興行状況をみれば、優先されるべきはライト・ミドルユーザーだ。
実際に、年に観賞本数が2本以下のライトユーザーが、
市場の半数を占めているという調査結果があるようだし、
その数字には見えない同伴(複数名)鑑賞率も圧倒的にライト・ミドルユーザーが高い。
実際に映画の大ヒットはライト・ミドルユーザーをどれだけ動員できるかに懸かっている。

映画ファンは文句を垂れながらも結局100円アップを許容してしまう。
今年で大きく動員数が減ることは考えにくい。「アナと雪の女王」が大爆進中だし。
となると、必然的に平均単価はアップする。通常料金の据え置きをカバーする以上の、
売り上げが見込めてもおかしくないように思う。

「映画ファンをないがしろにしている」という不快さも禁じえないが、
興行会社がバカ高い料金を引き下げるという発想がない、という失望感が強い。

これじゃ、いつまで経っても日本にとって映画がカジュアルなものにならない。
どうにか安く興行できる仕組みはないものか。。。。

自分はポイント制が消滅した近所のMOVIXからは、足が遠のき、
最近はユナイテッドシネマに絞っている。5本観れば1本無料になる会員サービスだ。
ユナイテッドシネマにおいては、金曜日の会員価格1000円が据え置きなので、
これまで通り、5000円で6本映画が観られる。ホント感謝である。
残念なのはラインナップの少なさ。邦画や大作映画に偏っているので、
洋画の単館系は網羅していない。その場合は泣く泣くMOVIXである。
早くMOVIXにポイント制が復活してほしい。
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