南国系のフルーツが好きだ。
パイナップルにも目がなく、スーパーで安売りしていると丸のまま購入してしまう。そんななか、台湾産のパイナップルが日本で販売されるようになった。背景にあるのは台中関係の悪化だが、そんな政治的な問題はさておいて美味しいフルーツにありつける機会を逃す手はない。
いつも食べているのはフィリピン産のパイナップルだが、それよりも一回り小さい印象。価格は近くのスーパーでフィリピン産が398円に対して、台湾産が598円、約1.5倍高い。税込みだと600円で超え、やや抵抗感があったものの思い切って買ってみた。
フィリピン産は緑色に対して、台湾産はベージュベースでときどきピンク。細かいトゲトゲがあって触ると痛い。品種が違うようだ。ネットがしてあるのは、果肉を守るというより、手にとる人のケガ防止の目的が強そうだ。
さっそく切ってみる。包丁の入りがスムーズであまりスジが感じられない。皮を削いでみる。あれ?果肉に食い込んでいる茶色いヘッコミがほとんどない。皮を薄く切っても、可食部がそのまま残るのだ。ちょっと感動。食べられる芯の部分も含めて、フィリピン産よりも可食部が明らかに多い。
食べてみる。「甘っ」。濃厚な甘みは「蜜」という表現が合っている。実際、芯に向かって蜜が入っていて、リンゴの蜜にソックリである。フィリピン産は酸っぱい箇所と甘い箇所で味が分かれているものの、台湾産はどこを食べても甘い。芯は甘くサクサクしていて新触感。筋っぽいところもない。パイナップルの概念が変わる!というのは大げさだが、台湾産を食べてしまうとフィリピン産には戻れそうにない。どうしてこれまで日本で販売されてなかったのだろう。
あとは価格だ。ワンコインで買えるようになると有難い。
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