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第90回アカデミー賞受賞予想。

2018-02-27 22:00:00 | 映画

いよいよ第90回アカデミー賞授賞式まで1週間を切った。今年は例年以上に前哨戦の結果が偏っていて、主要部門の結果予想は鉄板でつまらない。注目は、技術部門でいかに自分が好きな映画が受賞するかだ。予想を下記にまとめてみる。

作品賞:スリー・ビルボード
監督賞:ギレルモ・デル・トロ(シェイプ・オブ・ウォーター)
主演男優賞:ゲイリー・オールドマン(ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男)
主演女優賞:フランシス・マクドーマンド(スリー・ビルボード)
助演男優賞:サム・ロックウェル(スリー・ビルボード)
助演女優賞:アリソン・ジャニー(アイ,トーニャ/史上最大のスキャンダル)

脚本賞:スリー・ビルボード
脚色賞:君の名前で僕を呼んで
撮影賞:ロジャー・ディーキンス(ブレードランナー 2049)
編集賞:ベイビー・ドライバー

美術賞:シェイプ・オブ・ウォーター
衣装デザイン賞:ファントム・スレッド
メイキャップ&ヘアスタイリング賞:ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
視覚効果賞:ブレードランナー2049
録音賞:シェイプ・オブ・ウォーター
音響効果賞:シェイプ・オブ・ウォーター
作曲賞:シェイプ・オブ・ウォーター
主題歌賞:「This Is Me」(グレイテスト・ショーマン)
アニメーション映画賞:リメンバー・ミー

主要部門の主役になるのは「スリー・ビルボード」。作品の性質もさることながら、端役に至るまで出演するキャスト陣がもれなく素晴らしい演技を披露しているため、俳優系アカデミー会員の票が集中すると予想される。撮影賞はロジャー・ディーキンスが悲願の受賞となるか注目。「ブレードランナー2049」支持者としても是非受賞してほしい。編集賞は強豪作品がズラリと並ぶ。昨今、作品賞とは分離して評価される傾向があるため、「ベイビー・ドライバー」が受賞する可能性も大いにありだ。その対抗馬としては時間軸を操った「ダンケルク」だろうか。他、SF世界で陶酔させた「ブレードランナー2049」は視覚効果賞を受賞してほしいし、作品賞は無理でも、技術部門で「シェイプ・オブ・ウォーター」が最多で受賞してほしい(まだ観てないけど)。メイキャップ~賞や、主題歌賞、アニメーション映画賞は一強の様相。

授賞式の司会は、昨年に続きジミー・キンメルだ。去年から彼がホストを勤めるトークショー番組のYoutbeチャンネルを頻繁に見ているが、いかに彼がハリウッドの映画人と顔なじみであることがよくわかる。日本のテレビバラエティ同様、新作映画の番宣みたいに、こぞって映画のキャスト陣が彼の番組に出演し、彼と軽妙な会話を交わす。もう自身のテレビ番組で散々絡んでいるので、授賞式でも遠慮なくイジり放題なのだ。前回のマット・デイモンとの絡みも最高だった。ハリウッドスターの意外な一面を引き出してくれるし、エレンおばさんにみたいに自分中心にならず、あくまで映画人を一番美味しくしようとしているのがよい。唯一の気がかりは昨今「セクハラ問題」の勢いに押され、彼のパフォーマンスが萎縮してしまうことだ。とりあえず楽しみにして待つ。
コメント (4)
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