一昨日、第72回ゴールデン・グローブ賞が発表された。
で、昨日、AXNで授賞式を観た。結果と授賞式の様子についてまとめておく。★が受賞。
<ドラマ部門>
◆作品賞
★6才のボクが、大人になるまで。(リチャード・リンクレイター監督)
フォックスキャッチャー(ベネット・ミラー監督)
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密(モルテン・ティルドゥム監督)
Selma(エヴァ・デュヴルネ監督)
博士と彼女のセオリー(ジェームズ・マーシュ監督)
受賞部門の中で一番の華。「6才のボクが~」がやはり強かったという印象。まあ文句なしです。共演者たちが壇上に上がり、成長した「ボク」こと、エラー・コルトレーンに、「パパ」ことイーサン・ホークが長く抱擁するシーンを観て感涙してしまった。カッコいいぜ、イーサン・ホーク!!!
◆主演男優賞
★エディ・レッドメイン(博士と彼女のセオリー)
スティーヴ・カレル(フォックスキャッチャー)
ベネディクト・カンバーバッチ(イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密)
ジェイク・ギレンホール(Nightcrawler)
デヴィッド・オイェロウォ(Selma)
ここも下馬評通りだが、若いエディ・レッドメインが受賞してなかなか痛快。先輩たちに気遣いながらも喜びを噛みしめるエディ・レッドメインが新鮮で良かった。早く彼の熱演(映画)が観たいわ。あと、彼の受賞で時折映るフェリシティ・ジョーンズが可愛い。
◆主演女優賞
★ジュリアン・ムーア(アリスのままで)
ジェニファー・アニストン(Cake)
フェリシティ・ジョーンズ(博士と彼女のセオリー)
ロザムンド・パイク(ゴーン・ガール)
リース・ウィザースプーン(Wild)
年末になってロザムンド・パイクが一気に追い上げ てきたけど、本命は変わらなかったということかー。満を持してのジュリアン・ムーアの受賞だ。同じ候補になっていたリース・ウィザースプーンと何度も抱擁し、談笑するシーンが印象的だった。2人は仲良しだったのかー。
<コメディ/ミュージカル部門>
◆作品賞
★グランド・ブダペスト・ホテル(ウェス・アンダーソン監督)(驚!!!!)
バードマン(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)
イントゥ・ザ・ウッズ(ロブ・マーシャル監督)
パレードへようこそ(マシュー・ウォーカス監督)
St. Vincent(セオドア・メルフィ監督)
今年の受賞結果の中で、最大のサプライズ。これまでの前哨戦で「6才のボクが~」の対抗馬として強さを見せつけてきた「バードマン」が「グランド・ブダペスト・ホテル」に負けたー。イニャリトゥファンとしては面白くない結果だけど、これまで散々無視されてきたウェス・アンダーソンに「おめでとう」という気持ちもあり。。。うーむ。
◆主演男優賞
★マイケル・キートン(バードマン)
レイフ・ファインズ(グランド・ブダペスト・ホテル)
ビル・マーレイ(St. Vincent)
ホアキン・フェニックス(Inherent Vice)
クリストフ・ヴァルツ(ビッグ・アイズ)
ここも鉄板でマイケル・キートンが獲得。スピーチはイマイチだった。また、俳優仲間からあまり慕われてないのか、会場の反応もイマイチだった。そもそも、彼をキャスティングしたイニャリトゥの功績が大きいかと。
◆主演女優賞
★エイミー・アダムス(ビッグ・アイズ)
エミリー・ブラント(イントゥ・ザ・ウッズ)
ヘレン・ミレン(マダム・マロリーと魔法のスパイス)
ジュリアン・ムーア(マップ・トゥ・ザ・スターズ)
クヮヴェンジャネ・ウォレス(ANNIE アニー)
オスカー有力候補が「ドラマ部門」に集約されてしまったため余りモノ感が強く、消去法な感じが否めないが、エイミー・アダムス、おめでとう。
<共通部門>
◆監督賞
★リチャード・リンクレイター(6才のボクが、大人になるまで。)
ウェス・アンダーソン(グランド・ブダペスト・ホテル)
エヴァ・デュヴルネ(Selma)
デヴィッド・フィンチャー(ゴーン・ガール)
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(バードマン)
順当にリンクレイターが受賞。彼のこれまでの功績を考えたら、イニャリトゥはまだ早いのかな。
◆助演男優賞
★J・K・シモンズ(セッション)
ロバート・デュヴァル(ジャッジ 裁かれる判事)
イーサン・ホーク(6才のボクが、大人になるまで。)
エドワード・ノートン(バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))
マーク・ラファロ(フォックスキャッチャー)
エドワード・ノートンと前哨戦が拮抗していたけど、主演女優のジュリアン・ムーアと同様、J・K・シモンズがやっぱり強かった。スピーチもキレてたなー。祝、日本公開。
◆助演女優賞
★パトリシア・アークェット(6才のボクが、大人になるまで。)
ジェシカ・チャステイン(A Most Violent Year)
キーラ・ナイトレイ(イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密)
エマ・ストーン(バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))
メリル・ストリープ(イントゥ・ザ・ウッズ)
パトリシア・アークェットの圧勝。お約束のメリル・ストリープも候補に挙がっていて、そのサービス精神で何度も会場を沸かす。
◆脚本賞
★バードマン
6才のボクが、大人になるまで。
ゴーン・ガール
グランド・ブダペスト・ホテル
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
おお、ようやくイニャリトゥが一矢を報いる。だが、作品賞を「グランド・ブダペスト・ホテル」に獲られたのは痛いな・・・。アカデミー賞本戦でも苦戦しそうな予感。
映画部門をまとめると、ほぼほぼ予想通りの結果だった。同時通訳のせいもあって、あまり受賞者のコメントがよくわからなかった。
もう1つのTVドラマ部門は結構な波乱が起きた。嬉しいサプライズは、現在夢中になって観ている「ダウントンアビー」の「アンナ」こと、ジョアンヌ・フロガットが受賞したことだ。対象はまだ観ていないシーズン3なのだけど、現在NHKでやっているシーズン2で彼女の名演にウットリしたばかりだったので、めちゃくちゃ嬉しかったなー。あとは、「ゲーム・オブ・スローンズ 」「ハウス・オブ・カード」など、並いる候補を押しのけ、「THE AFFAIR」という不倫をテーマにした新作ドラマが作品賞を受賞した。また、ミニドラマ部門で絶賛されていた「TRUE DETECTIVE」が「FARGO/ファーゴ」に一蹴されてしまった。確実と思っていた主演男優賞もマシュー・マコノヒーではなく、「FARGO/ファーゴ」のビリー・ボブ・ソーントンが受賞。あんだけ凄い演技をしたのになー。現在録画中でまだ観ていない「FARGO/ファーゴ」を観るのが楽しみになってきた。
で、昨日、AXNで授賞式を観た。結果と授賞式の様子についてまとめておく。★が受賞。
<ドラマ部門>
◆作品賞
★6才のボクが、大人になるまで。(リチャード・リンクレイター監督)
フォックスキャッチャー(ベネット・ミラー監督)
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密(モルテン・ティルドゥム監督)
Selma(エヴァ・デュヴルネ監督)
博士と彼女のセオリー(ジェームズ・マーシュ監督)
受賞部門の中で一番の華。「6才のボクが~」がやはり強かったという印象。まあ文句なしです。共演者たちが壇上に上がり、成長した「ボク」こと、エラー・コルトレーンに、「パパ」ことイーサン・ホークが長く抱擁するシーンを観て感涙してしまった。カッコいいぜ、イーサン・ホーク!!!
◆主演男優賞
★エディ・レッドメイン(博士と彼女のセオリー)
スティーヴ・カレル(フォックスキャッチャー)
ベネディクト・カンバーバッチ(イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密)
ジェイク・ギレンホール(Nightcrawler)
デヴィッド・オイェロウォ(Selma)
ここも下馬評通りだが、若いエディ・レッドメインが受賞してなかなか痛快。先輩たちに気遣いながらも喜びを噛みしめるエディ・レッドメインが新鮮で良かった。早く彼の熱演(映画)が観たいわ。あと、彼の受賞で時折映るフェリシティ・ジョーンズが可愛い。
◆主演女優賞
★ジュリアン・ムーア(アリスのままで)
ジェニファー・アニストン(Cake)
フェリシティ・ジョーンズ(博士と彼女のセオリー)
ロザムンド・パイク(ゴーン・ガール)
リース・ウィザースプーン(Wild)
年末になってロザムンド・パイクが一気に追い上げ てきたけど、本命は変わらなかったということかー。満を持してのジュリアン・ムーアの受賞だ。同じ候補になっていたリース・ウィザースプーンと何度も抱擁し、談笑するシーンが印象的だった。2人は仲良しだったのかー。
<コメディ/ミュージカル部門>
◆作品賞
★グランド・ブダペスト・ホテル(ウェス・アンダーソン監督)(驚!!!!)
バードマン(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)
イントゥ・ザ・ウッズ(ロブ・マーシャル監督)
パレードへようこそ(マシュー・ウォーカス監督)
St. Vincent(セオドア・メルフィ監督)
今年の受賞結果の中で、最大のサプライズ。これまでの前哨戦で「6才のボクが~」の対抗馬として強さを見せつけてきた「バードマン」が「グランド・ブダペスト・ホテル」に負けたー。イニャリトゥファンとしては面白くない結果だけど、これまで散々無視されてきたウェス・アンダーソンに「おめでとう」という気持ちもあり。。。うーむ。
◆主演男優賞
★マイケル・キートン(バードマン)
レイフ・ファインズ(グランド・ブダペスト・ホテル)
ビル・マーレイ(St. Vincent)
ホアキン・フェニックス(Inherent Vice)
クリストフ・ヴァルツ(ビッグ・アイズ)
ここも鉄板でマイケル・キートンが獲得。スピーチはイマイチだった。また、俳優仲間からあまり慕われてないのか、会場の反応もイマイチだった。そもそも、彼をキャスティングしたイニャリトゥの功績が大きいかと。
◆主演女優賞
★エイミー・アダムス(ビッグ・アイズ)
エミリー・ブラント(イントゥ・ザ・ウッズ)
ヘレン・ミレン(マダム・マロリーと魔法のスパイス)
ジュリアン・ムーア(マップ・トゥ・ザ・スターズ)
クヮヴェンジャネ・ウォレス(ANNIE アニー)
オスカー有力候補が「ドラマ部門」に集約されてしまったため余りモノ感が強く、消去法な感じが否めないが、エイミー・アダムス、おめでとう。
<共通部門>
◆監督賞
★リチャード・リンクレイター(6才のボクが、大人になるまで。)
ウェス・アンダーソン(グランド・ブダペスト・ホテル)
エヴァ・デュヴルネ(Selma)
デヴィッド・フィンチャー(ゴーン・ガール)
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(バードマン)
順当にリンクレイターが受賞。彼のこれまでの功績を考えたら、イニャリトゥはまだ早いのかな。
◆助演男優賞
★J・K・シモンズ(セッション)
ロバート・デュヴァル(ジャッジ 裁かれる判事)
イーサン・ホーク(6才のボクが、大人になるまで。)
エドワード・ノートン(バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))
マーク・ラファロ(フォックスキャッチャー)
エドワード・ノートンと前哨戦が拮抗していたけど、主演女優のジュリアン・ムーアと同様、J・K・シモンズがやっぱり強かった。スピーチもキレてたなー。祝、日本公開。
◆助演女優賞
★パトリシア・アークェット(6才のボクが、大人になるまで。)
ジェシカ・チャステイン(A Most Violent Year)
キーラ・ナイトレイ(イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密)
エマ・ストーン(バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))
メリル・ストリープ(イントゥ・ザ・ウッズ)
パトリシア・アークェットの圧勝。お約束のメリル・ストリープも候補に挙がっていて、そのサービス精神で何度も会場を沸かす。
◆脚本賞
★バードマン
6才のボクが、大人になるまで。
ゴーン・ガール
グランド・ブダペスト・ホテル
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
おお、ようやくイニャリトゥが一矢を報いる。だが、作品賞を「グランド・ブダペスト・ホテル」に獲られたのは痛いな・・・。アカデミー賞本戦でも苦戦しそうな予感。
映画部門をまとめると、ほぼほぼ予想通りの結果だった。同時通訳のせいもあって、あまり受賞者のコメントがよくわからなかった。
もう1つのTVドラマ部門は結構な波乱が起きた。嬉しいサプライズは、現在夢中になって観ている「ダウントンアビー」の「アンナ」こと、ジョアンヌ・フロガットが受賞したことだ。対象はまだ観ていないシーズン3なのだけど、現在NHKでやっているシーズン2で彼女の名演にウットリしたばかりだったので、めちゃくちゃ嬉しかったなー。あとは、「ゲーム・オブ・スローンズ 」「ハウス・オブ・カード」など、並いる候補を押しのけ、「THE AFFAIR」という不倫をテーマにした新作ドラマが作品賞を受賞した。また、ミニドラマ部門で絶賛されていた「TRUE DETECTIVE」が「FARGO/ファーゴ」に一蹴されてしまった。確実と思っていた主演男優賞もマシュー・マコノヒーではなく、「FARGO/ファーゴ」のビリー・ボブ・ソーントンが受賞。あんだけ凄い演技をしたのになー。現在録画中でまだ観ていない「FARGO/ファーゴ」を観るのが楽しみになってきた。