らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

火野正平「デカンショ」って何?

2023-05-18 | 趣味

NHKの番組に、火野正平が自転車で視聴者の心に残る思い出の場所を尋ねる「にっぽん縦断こころ旅」があります。
今週は兵庫県の旅を放送しているのですが、その週のハイライトを紹介する月曜朝版で丹波篠山市のデカンショ通りを通ったとき、デカンショ節は知っているけど「デカンショ」ってどういう意味だろうね? と言っていたのです。
そこで、火野正平さんに代わって調べてみました。

「デカンショ節の由来」「篠山町七十五年史」
丹波篠山市によると以下のように記されています。
デカンショ節は明治中期から広く全国的に愛唱されるようになり、其の発祥地としての篠山も亦デカンショと結びついて広く宣伝されて来た。
然しデカンショは決して其の頃始めて生まれたものではなくて、ずっと古くから唄われて来た「みつ節」の変形である。
みつ節音頭というのは元来此の土地にのみ行われた固有の音頭で他地方にはなかったというが、果たしていつの頃から始まったのかは定かでない。
節はデカンショと同じで只囃言葉の「デカンショ」が「ヤットコセ」のちがいだけである。

                    丹波篠山 デカンショ節

「デカンショの語源」【篠山町百年史】
さて、"デカンショ"の語源については多くの説がある。
△古くからの盆踊り唄にある「ドッコイショ」の変化で、「デッコンショ」-「デカンショ」
△青山藩士たちがよく飲みあかし、唄い明かした事例がそのままに「徹今宵」―「テッコンショ」-「デカンショ」
△郷土出身者の「天下将」たらんとする心意気がそのまま「テンカノショウ」-「デカンショ」
△学生たちが、有名な三人の哲学者「デカルト」「カント」「ショウベンハウエル」の頭文字をもじったという「デカンショ」
△昔から丹波杜氏の出稼は有名で「出稼しょう」-「デカンショ」
△その他方言「デゴザンショ」やら、あるいは大きなこと「デッカイコト」しよう。
等の説があるようです。

いずれにせよ「デカンショ」の語義そのものには特別には意味はなく、例えば炭坑節「サノヨイヨイ」や安来節の「エッサッサ」と同じ掛け声に相当するもので、「ヨイヨイ」や「ヨーオイ、ヨーオイデッカンショ」もハヤシ言葉にすぎず、ことさらに意味を持ち、また持たせる必要もないということです。

火野正平さんに代わって「デカンショ」の由来を調べました。
盆踊りには少し早いですが、「デカンショ節」お聴きください。


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1 コメント

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デカンショ節  (iina)
2023-05-18 09:20:40
   デカンショデカンショで半年暮らす
   あとの半年寝て暮らす
を、デカンショで思い起こせます。

丹波篠山市にそのものズバリな「デカンショ通り」があるのでしたか( ^ω^)・・・

> 炭坑節「サノヨイヨイ」や安来節の「エッサッサ」と同じ掛け声に相当するもので・・・ハヤシ言葉にすぎず
「デカンショ」の語義そのものには特別には意味はないとのことで、安心しました。

> 孔子学院が海外において中国共産党の秘密警察の任務を負って反体制派を監視
共産国家は、自由主義思想とはおおきく違って国民を縛ろうとして異質ですね。中国やロシアに生まれてなくて、よかった

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