らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

エスカレータの日

2024-03-08 | 雑学

今日3月8日は「エスカレーターの日」だそうです。
そこでエスカレーターについて調べました。

「エスカレータの日の由来」
「エスカレーターの日」は1914年(大正3年)3月8日に東京・上野の大正博覧会の会場に日本初のエスカレーターが設置され、同日に運転試験が行われたことに由来します。
このエスカレーターは第1会場と第2会場をつなぐもので、秒速1尺(約30センチ)の速さで動いていたそうです。
しかし不運なことに、この月の29日、エスカレーターの振動によって74才の女性が振り落とされて顔に2週間のケガを負い、更に2歳の少女がステップに足を挟まれてケガをしました。
これらが日本初のエスカレーター事故とされています。

「エスカレータの誕生」
エスカレーターの特許を最初に出願したのは、1859年のアメリカ、マサチューセッツ州のネイサン・エイムズという人です。
「Revolving Stairs(回転階段)」と名付けられた発明でしたが、三角形の辺に沿って回転する階段に飛び乗り、飛び降りるといった危険なもので、さらにその動力源は人力や水力を想定していたこともあったことから、製作されませんでした。

また、1892年、ジェシー・W・リノが 「Endless Conveyor or Elevator(無限コンベヤまたはエレベーター)」と題した特許を取得しました。
その後、リノは世界初の実動するエスカレーター(「傾斜エレベーター」と呼んでいた)を制作し、リノ社を設立しました。

さらに、リノが特許取得した数か月後、1892年にジョージ・A・ホイーラーがエスカレーターに関するアイデアの特許を取得しました。
その後、この特許を買い取ったのが発明家のチャールズ・シーバーガーで、彼は研究を続け、1895年にオーチス・エレベータ社と手を組み、1899年に現在のエスカレーターの原型である「踏段式自動階段」を開発したということです。



「日本初のエスカレーター」
日本で初めてのエスカレーターは、東京・日本橋の三越呉服店(現三越百貨店)で、1914年(大正3年)のことでした。
デビュー当時には相当の話題を呼んだようですが、残念なことにわずか9年後の1923年(大正12年)、関東大震災によって焼失してしまいました。

因みに日本初の電動式エレベーターが設置された「凌雲閣」も、関東大震災で受けた被害がもととなって取り壊されていることから、日本におけるエレベーターとエスカレーターの歴史的建造物は、ともに同じ年に失われたという事です。

コメント (1)
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