そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

「反成長」の帰結

2009-10-04 00:01:58 | Politcs
補正見直し 3兆円届かず 責任押し付け合う経済3閣僚(産経新聞) - goo ニュース

組閣されたときから、国家戦略担当相とか行政刷新担当相とか何だかダブり感があるな、という印象ではあったんですが、まあ案の定混乱は出ているようです。

が、鳩山民主党政権の滑り出しとしては、亀井ちゃんの暴走とか不安はあるものの、割かしいい感じで進んでいるんじゃないか、と個人的には感じてます。
補正予算凍結にしてもダム建設の話にしても、既存のガチガチの仕組みにメスを入れて既得権益を解体していこうというのは正しい方向かと。
経済の話とは直接関連はしないけど、記者クラブ外への記者会見解放についても、実現が危ぶまれたりしたものの、外務省では実現したようだし。

外務省記者会見の開放は、不健全なメディアシステム淘汰への一歩だ(ダイヤモンド・オンライン「週刊 上杉隆」)

亀井ちゃんのモラトリアム法案にしても、補正予算凍結にしても、はたまたCO2の25%削減目標表明にしても、景気を冷やす方向での影響をもたらすのは間違いない。
実際、ここにきて株価も下がっているようだし。
まあでも、「行き過ぎた市場原理主義」を批判して「成長より分配」を指向することで出来上がった3党連立政権なんだから、短期的には景気が浮上しないのもある意味当然。
「反成長主義」の観点で民主党を支持して投票した人は、多少景気が冷えたからといって文句は言えませんな。

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