非常に感じ悪いけど、たしかに正論

(前のエントリーから続きます)

 同じ2月3日号の「海外メディアから」欄では、英誌『エコノミスト』1月26日号社説を紹介して同誌が:

「(サハラ(砂漠の地帯)は豊かになって初めて安定する」「アフリカで増えるイスラム教信者の大半は聖戦(テロ活動)に反対」と指摘し、先進国の積極的な関与を呼びかける

ということだけ書いているのですが。

 この「豊か」「増える」というところはよくよくその意味を考えるべき重要なポイントだと思います。

 日本が「先進国」でありたいなら「積極的な関与」は、しないといけないと思います。



 こういうことを帝国主義の親玉イギリスのメディアから言われると非常に感じが悪いのですが(それを日経がアシストして日本国民に伝えているわけですが)・・・

 でも、これ正論だから仕方がない。

 イギリス、フランスはさすがに帝国主義本家だけあって、「事情はよくわかっている」んだと思います。


 読者諸兄はどう思われますか?



コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« 2800円 Argoが »
 
コメント
 
 
 
消極的な関与のような (ボン 大塚)
2013-02-27 11:29:57
サハラ砂漠南側のサヘル地域の諸国の
干ばつと貧困による1800万人以上と
いわれる食糧危機による難民や避難民に
対する欧州や日本での報道や支援のなさ
をみるにつけ、その無関心に悲しくなります。
世界食糧計画など、ほんの一部でしか報道も
ないようで、旧宗主国やマス・メディアも
見捨てているのが現状で情けない思いです。
私はストリート・チルドレンを考える会という
小さな支援団体を通じて、そういう大勢の人の
うち、数百万人が子どもたちで、家も食糧も
水も薬もなく命の危機にあると聞いているの
ですが、このことを広く知らせたり、支援の輪を
広げるのも遅々として進まないのが現実です。
うまくいかないなあとため息ばかりですが、
それでも小さな会の支援で一人でも多くの
子どもたちが自立できればとあきらめずに
やっていくしかないと思っております。
 
 
 
そうですか! (raidaisuki)
2013-02-28 12:36:44
ボン大塚さま

 わたくしは世界のためには何もできていないようで、まことに恥ずかしいです。

 ストリート・チルドレンを考える会、という会ですね?
 
 
 
居場所をなくした子ども (ボン 大塚)
2013-03-01 09:30:10
はい、ストリートチルドレンを考える会、です。
検索でサイトも見れると思いますし、
ジャーナリストの工藤律子さんが共同代表の
120人ほどのボランティアだけの小さい団体です。
若い学生や生徒さんには、知ること、関心を持つ
ことの第一歩として、「ストリートチルドレン」
という岩波ジュニア新書をぜひ読んでほしいです。
私はピースボートの船旅でアジアやアフリカの
現状を見聞きして、縁あって、もう十数年
この会員として関わっているのですが、なかなか
目に見えてよくなるわけじゃないので、無力感を
覚えることもしばしばです。でも自己満足でもいい
何もしないよりましと自身に言い聞かせています。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。