九州の血


 日経の新聞小説、北方謙三作『望郷の道』が最初のクライマックスという感じの個所を迎えてます。

 だいたい日経はかの渡辺淳一作『愛の流刑地』も載せてましたね(あれの連載のころは「朝っぱらからずいぶん柔らかいもの読まされるんだな」と苦笑してました。通勤のサラリーマンたちは電車の中で、おもむろに日経の紙面の下の方どぎまぎしながら見てたんだろうな。 (^_^) )。
 今度は明治時代の北九州の侠客の話で、暴力団礼讃だって話が出ないかちょっと心配です。たしかに主人公がかっこよすぎて、話ができすぎのところはあるので・・・ 
 でも日経の紹介を見てみると、いまは任侠の道一直線という感じの主人公正太さんが、どうものちにはお菓子会社の社長さんになるらしい、というのが面白いですね。

 さてこれの前の堺屋太一作のチンギスハンにはちっとも興味を引かれなかったわたしですが(モンゴルには興味あるのに)、この『望郷の道』にはなんか血が騒いでしまいます。別に侠客の話が好きということはないんですけど。

 というのもわたし、九州には住んだことないですけどオリジンは父小倉系、母大阪系のハーフなんです。ちょうどこの小説の時代くらいに父方の先祖は今の北九州市小倉を離れて流浪を始めたんです。
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