アメリカとフランス


 「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション」(於京都市美術館。11月27日まで)。

 同時に同館でやってる「フェルメールからのラブレター展」―― あ、これ今日(10月16日)までですね ―― の方は待ち時間30分、40分で長蛇の列なのに、どうも目玉はゴッホの自画像であるらしいワシントンの方は即入れました。
 今は「炎の人」ゴッホではなく静謐なフェルメールが受ける、そういう時代なんですかね。

 もうひとつ、アメリカ合衆国の首都ワシントンの美術館の至宝がフランスの印象派だというねじれ感覚も違和感があったのでしょう。

 しかし、そういうものなのです。アメリカとフランスというのは、そういう関係なのでしょう。
 とにかくこのコレクションは素晴らしい。モネの「日傘をさす婦人」は同題材のものがいくつかありますが、これがベストのように思えます。
 アメリカ人コレクターの眼力と財力が、印象派の最良の絵画に大西洋を渡らせています。
 アメリカの画家とフランス印象派の画家の関係も非常に興味深いものがありますね。

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