日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
フランス語系人のBO-YA-KI
かなだはなかなかだ~その25
さてアカディーマンの話に戻りますが、アカディー博物館の売店にも本編は売ってなくて、これ(2009年6月発行となってます)は番外編です。ひょっとしたら作画者も違うかもしれません。中はずいぶん稚拙なマンガです。
肝心のアカディーマンはあんまり活躍せず、現代のアカディー・フランス語系の若者たちがタイムマシンで1968年に送られるというだけ。そこで出会ったおじさんはこんなことを言ってます。
Je suis Acadien, je m'appelle Georges(sic) White, mais mon vrai nom est Leblanc. J'ai fallu le changer pour trouver une job en ville parce que personne ne veut hirer des francophones.
「わしはアカディー人で、ジョージ・ホワイトと言っているが本当の名はルブランだ(粕谷傍白:この人は前のエントリーの写真の中にいたでしょうかねー・・・)。町中で仕事を見つけるために名前を変えなきゃいけなかった。誰もフランス語系なんか雇いはしないからな」
1968年ころはこういう感じだったんでしょうか。この言葉に2009年のアカディー・フランス語系の女の子は:
Ca c'est cheap !!!
って答えてます。
現在アカディーで用いられているフランス語は、こんな風にずいぶん英語が入っているんですね。ペラジー・ラ・シャレットが使っている格調高いアカディー語とはちがいます。"c'est chaep"って、この文脈からすると「そりゃひどい」くらいの意味のはずですが・・・
さらにこのマンガにはエリザベス女王と思しきキャラクターが出てきて、電話で:
I have a bunch of French frogs complaining about their status.
てなことを家臣に言ってるんですが・・・このキャラクターはまったくの「ウン○」なんです! トグロ巻いてるし、ハエはたかってるし・・・
アカディーのフランス語系人の恨み心の深さを見せつけられる思いがします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« かなだはなか... | classes de l'... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |