Abbey Road on "Music Catcher"


 わたしの車には「ミュージックキャッチャー」というのがついてまして、いまでは『アビーロード』もこれに入れてあるのですが・・・ミュージックキャッチャーの小さなメモリーに、ほんとにいろんな曲が、わたしの大事な曲が、いくつもいくつも入るんですね。
 音楽はどんどん小さく、軽く、そして安っぽくなっていくんだな・・・

 これの欠陥は、曲の切れ目に無音部分が入ってしまうことです。The EndとHer Magestyがきけないカセットも凄いけど、Mean Mister MasturdとPolythene Pamの曲の間でリスナーに一瞬フリーズさせてしまうミュージックキャッチャーも凄い。
 すべての時代には、その時代の欠陥があるものですね。

 ききたい曲が、ききたい曲だけ、ききたいときにきけすぎてしまう、というのも、なんだか・・・

 ご覧のように、うちのミュージックキャッチャーでは、Abbey Roadが終わると、すぐにDomenico ScarlattiのK306番が出てくることになっています。何の必然性もなく、適当に音源を放り込み続けたのがそのままにしてあるだけですが、もうわたしのあたまの中では Her Magestyが終わるとScarlattiのK306番が出てくるのが、全く自然な繋がりのようになって、刷り込まれてます。

 ちなみに、このブログを始めたころから、最後のエントリーにしようと思っているのは(さいとうたかを氏は超ロング連載『ゴルゴ13』のラストシーンを最初から決めているそうですが)、Scott Rossの演奏するこのドメニコ・スカルラッティ・ソナタ全集CDから受けた、ある不思議な印象についてのものです。
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