Album Sukiyaki 2018 (fin) "Workshops" "Finale" "Uchiage (banquet)"


トークセッション「Tootard ~国籍なき者たちの日常と音楽~」(26日日曜10時~11時半)。彼らが「ゴラン高原」から来たというのが厳密にはどういうことを意味するのか、やっと分かりました。ほんとに、「パスポート」で来ているんじゃない人たちなんですね。そういうところでやっているからこそ音楽には変なこだわりがなく、いろんなものを吸収しているのが分かりました。
オープニングステージ、25日のヘリオスステージと、CDよりナマの方がずっといい、というもっぱらの評判でした。わたしもステージの方が個性的で、実によかったと思いますよ。

日本に来れたことを本当に喜んでいたトゥータルドの3人は南砺のあと名古屋、東京、那覇、福岡県能小島と日本中をめぐって、日本をじっくり体験してくれたかな。

26日のトーク・セッションは司会のサラーム海上さん、通訳のサアシャ・カニンガム嬢の活躍で充実したものになりました。
このサイトを駆使して、アラブ音楽の音階をじっくり教えてもらったのもありがたかった。みなさんは「四分の一音」つまり半音のさらに半分の音程って聞き取れますか?

さてランディゴLindigoですが、これはフロントマン?のオリヴィエがたいへんにこやかにいろんなことを教えてくれました(26日12時~13時半)。まあ細かいことは省略させてください。このグループでメロディー楽器を弾いていいのはオリヴィエと、ソプラノサックスのエミーさんだけなんですね。でも詳しい話を聞くと、彼らの音楽、レユニオン島の心の音楽マロヤは元からメロディー楽器が乏しかったわけではなくて1945年以降、フランス植民地主義が解体する過程においてレユニオンでは保守派が強く、マロヤが反体制運動と繋がったものとみなされて、楽器を使っていると官憲に踏み込まれたときやばいので、手拍子だけでやらざるをえなかった時期があったというんですね。90年代に解禁になったあとまたいろいろなタイプのマロヤができてきたわけですが、ランディゴはなんとなくそんなマロヤ苦難の時期の記憶を強く残している感じなのかもしれません。










今年はステージの写真がなくてすみません。カバーできた範囲が少なかったです。ランディゴは、ヘリオスステージでは案外いろんな要素を入れた演奏で、飽きさせなかったです。

はい、フィナーレ。





そして、うちあげ。前にも述べたとおり廣瀬さんのパワー、溜まってたのがここで一気に吹き出した、って感じでしたね。あ、立っているのはブラジルから来てくださったシャコン師匠です。



踊るトゥータルド。



クアトロミニマル。



そしてランディゴ。オリヴィエは打ち上げには出てこなかったです。本番で力を使い切って寝てたんでしょうね。さすがリーダー!




 はい、おしまいです。

 白状すると、始まる前はずいぶん心配しましたが、フタを開けてみると例年以上に得るものの多かったスキヤキ2018だったと思います。

 それじゃ、また来年!
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