2015年度「文学概論」 金沢大学文系学生さんの選んだ「世界文学」の一冊


(去年はこんなのでした)

今年も「文学概論」(ここから「教員名 粕谷」で検索してください)「世界文学として推したい一作品」というのを課題にしました。

170人のレポートを受け取りました。
正直、このレポートの束は、わたしの宝です。読むと、みんな、いっしょうけんめい人間やってるよなあ、というのがびんびんに来て、涙が出ます。

今年、学生さんに分担して調べてもらったのは「スタンダール」「フロベール」「ドストエフスキー」「フォークナー」「カフカ」「バルガス=リョサ」「カズオ・イシグロ」(石黒くんという人がはりきって発表してくれたのが、微笑ましかったなあ)「莫言」の8人でしたから、それが学生さんのchoiceに影響していると思います。


ことしも『星の王子さま』『こころ』『変身』は強かったです。


レポートを英語で書いた人のchoice :

青木新門『納棺夫日記』
サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
村上春樹『ノルウェーの森』
アレックス・シアラー『ブートレグ』Chocolate Underground.
桐野夏生『グロテスク』
サンテグジュペリ『星の王子さま』
ユゴー『レ・ミゼラブル』
七月隆文『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
住野よる『君の膵臓を食べたい』
阿部公房『棒になった男』
カミュ『異邦人』
夢枕獏『黒塚』
カフカ『変身』
サンド『愛の妖精(ラ・プチット・ファデット)』
魯迅『故郷』
『竹取物語』
太宰治『人間失格』
三浦しをん『風が強く吹いている』
『源氏物語』


日本語で書いた人たちのchoice:


サンテグジュペリ『星の王子さま』7
夏目漱石『こころ』6
カフカ『変身』5
『源氏物語』(「『源氏物語』の「夕顔」」を含む) 5
アンネ・フランク『アンネの日記』4
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』3
百田尚樹『永遠の0』3
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』3
夏目漱石『坊ちゃん』2
セルバンテス『ドン・キホーテ』2
フォークナー『熊』2
トニ・モリソン『青い眼が欲しい』2
星新一ショートショートセレクション2
『枕草子』2
三島由紀夫『金閣寺』2
堀辰雄『風立ちぬ』2
ローリング『ハリー・ポッター』シリーズ 2
ドストエフスキー『罪と罰』2
トルストイ『戦争と平和』2
有川浩『図書館戦争』2
又吉直樹『火花』2
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』2
太宰治『斜陽』2

『ニーベルンゲンの歌』
ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
ヘッセ『車輪の下』
エンデ『モモ』
スウィフト『ガリバー旅行記』
高村光太郎『智恵子抄』
森鴎外『高瀬舟』
森鴎外『舞姫』
川端康成『眠れる美女』
バルガス=リョサ『世界終末戦争』
バルガス=リョサ『楽園への道』
ガルシア=マルケス『百年の孤独』
カミュ『異邦人』
カズオ・イシグロ『わたしたちが孤児だったころ』
ジョゼ・サラマーゴ『白の闇』
オーウェル『1984年』
『小倉百人一首』
モンゴメリ『赤毛のアン』
モンゴメリ『アンの娘リラ』
サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』
トニ・モリスン『ビラヴド』
ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』
トルストイ『アンナ・カレーニナ』
ゴーゴリ『外套』
ヘルタ・ミュラー『狙われたキツネ』
リック・リオーダン『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
スティーヴンソン『ジーキル博士とハイド氏』
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』
アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』
ヘミングウェイ『キリマンジャロの雪』
スタインベック『怒りの葡萄』
レイチェル・カーソン『沈黙の春』
キャロル・オーツ『アグリーガール』Big Mouth & Ugly Girl.
フロベール『ボヴァリー夫人』
ゾラ『居酒屋』
ヴェルヌ『十五少年漂流記』
ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』
コルタサル『遊戯の終わり』
ボーモン夫人の『美女と野獣』
有川浩『レインツリーの国』
三浦しをん『舟を編む』
朱川湊人『かたみ歌』
村上春樹『海辺のカフカ』
村上春樹『ノルウェイの森』
太宰治『人間失格』
小林多喜二『蟹工船』
恩田陸『常野物語』シリーズ
水野敬也『夢をかなえるゾウ』
佐野洋子『100万回生きたねこ』
桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』
本谷有希子『自分を好きになる方法』
伊藤計劃『虐殺器官』
灰谷健次郎『太陽の子』
鯨統一郎『邪馬台国はどこですか』
吉田兼好『徒然草』
鴨長明『方丈記』
『落窪物語』
『とりかえばや物語』
小野不由美『十二国記』
芥川龍之介『芋粥』
星新一『地球から来た男』
星新一『おーいでてこーい』
カフカ『審判』
中島敦『山月記』
『日本昔話』(これを選んだ人は子供のころ、暇さえあれば『日本昔話』のビデオを見ていて、今でもほとんど覚えているし、話すことができるそうです。これは、完全に、わたし負けた!)
『赤ずきん』諸国版
『シンデレラ』
『三国志演義』
スタンダール『赤と黒』

カフカの作品
村上春樹の作品

文学か?というもの:
『聖書』
『論語』
出口浩明『人生を面白くする本物の教養』
フーコー『狂気の歴史』
小田島雄志『シェイクスピアの戦争・平和学』
マイケル・サンデル『これから「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』
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