若い人たちには、新鮮な青い野菜を食べてもらいたいですね。


 どこの大学食堂でも経営はたいへんだと思いますが、責任ある立場のひとは、ここでは100%の「ホモ・エコノミクス」になってはいけないです。責任ある立場のひとのさらに上のひと、影響力のあるひとも、そのように考えるべきです。


 これが、ひいては少子化を解消する方向に向かうような「気」の持ち方を醸成することに繋がる、と思います。

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気の持ち方ではないですか



 少子化、少子化と言いますけど・・・

 まずかったのは「ホモ・エコノミクス」的思考・行動パターンをはびこらせすぎてしまった、というところにあるのかもという気が最近してきました。

 日本語にはたいへん便利な、そして正体の定義しにくい「気」ということばがあります。
 要は、気の持ち方を、子供を持ちたくなる方向にもっていけばいいのではないですか。

 トマ・ピケティ・ブームは日本の経済界に「彼の学説は、日本にはあてはまらない」と判定されたのでしょうか、すぐしぼんでしまいましたね。
 まあ、たぶんそうなのだと思います。ただそれだけにピケティはフランス、イギリスについては強力に説得力のある議論です。だからわたしのフランス史概説の授業では彼を援用するようにしています。

 それだけでなく、非常に大きな一般論、たとえば出生率に関する一般的見解は、十分謹聴してその意味を考えるに値すると思います。

 人口の歴史の教訓は、こうした子作りの選択がおおむね予測不可能だということだ。それは文化、経済、心理、個人的要因に影響され、各個人が自分のために選ぶ人生の目標に関連して変わってくる。(『21世紀の資本』、みすず書房、2014年、p.85)

 [...] toute l'histoire démographique démontre que ces choix de fécondité sont en grande partie imprévisibles. Ils dépendent de considérations à la fois culturelles, économiques, psychologiques et intimes, liées aux objectifs de vie que les individus se fixent à eux-mêmes. (Thomas Piketty, Le capital au XXIe siècle, Seuil, 2013, p.136)


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「日本語母語話者で」「メンタルヘルス維持に困難のある」「人材」


 日本語母語話者で、メンタルヘルス維持に困難のある(潜在的に有能な)人材にこそ、適切な文学教育に接することができるようにしておくべきでしょうね。
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