音楽が音楽をたたえる


 アリルド・アンデルセン Arild Andersen トリオ。1月12日、於もっきりや(金沢)。
 
 仕事に追われる多忙の合間に、ぽかっと開いたくつろぎのとき。
 ひとりででかけてアルコールをがぶがぶ飲んで、少しうとうとしたあとの醒めたこころできいた音楽は、まことに快いものでした。

 このアリルドさんというひと(ベーシストです)はジャズ界では有名なひとだそうです。わたしは知りませんでしたが。

 たしかにこれは非常な力量の持ち主です。そして、すばらしい。

 音楽は、多くの場合歌詞やその他の仕掛けによってなにか別のものを讃えるものになります。
 昨夜は音楽が音楽を讃えていました。アリルドさんはそれがどういうことか知っていたと思います。

 アリルドさん(ジャケよりさらにお爺ちゃんになってます・・・ でも、客席の前のほうに白髪で、かなりスイングしてるひとがいて、両者いい勝負だなと思いました。むかしは二人とも若かっただろうな、って)にとって、音楽を讃えるためのメディアになるものがJAZZなのだと感じました。
 JAZZはそうやって、そういう形で生き残っています。

 で、アリルドお爺ちゃんにサインしてもらいました。

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