イスラーム勉強会ブログ

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ジャミール・ブサイナ(訂正・追加)

2009年01月28日 | 非宗教系

アラビア語の詩をご紹介。
もしかして初めて?
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アラビア語の詩は美しい。

ジャーヒリーヤ期の詩に登場する単語は現代では使われないものが多く、解説なしでは意味不明。でも詩としての質はジャーヒリーヤのものがそれ以降の時代の詩より上をいくと思う。

何の詩が良いかなぁと考えて最初に頭に浮かんだ、ジャミール・ブサイナの詩の一部を載せます。恋愛もの。ブサイナを愛しすぎたゆえにジャミール・ブサイナと呼ばれた彼のブサイナに送った言葉で有名なものが以下。

愛する人のために右腕を切ってもいいという心意気が非常に印象的で頭に残っていたのだと思います。

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ولو أرسلت ‏يوما بثينة تبتغي

يميني وإن عزت علي يميني

لأعطيتها ما جاء يبغي رسولها

وقلت لها بعد اليمين سليني

سليني مالي يا بثين فإنما

يبين عند المال كل ضنين
 
もしある日ブサイナが(使いを遣わして)私の右腕を求めたなら
その右腕がどんなに大切でも
それを求めてやって来た彼女の使いにかならず渡そう
そして「右手のほかにも(欲しいものを)頼んでほしい」と彼女に言うだろう
ブサイナ、私の財産を求めておくれ
財産ですべての物惜しみが判明するんだ

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訳が下手なため全然いい雰囲気が現れてませんね・・・
う~ん、詩の訳って難しい。
次回は機会があったら、ジャーヒリーヤ期の詩をご紹介してみたいです。インシャーアッラー。
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