徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

秋の旅行-ゴスラー・旧市街編

2016-10-12 01:43:47 | 旅行


ゴスラーの旧市街とランメルスベルク鉱山はユネスコの世界遺産に登録されている。旧市街の建物の約3分の2は1850年以前のもので、そのうち150以上の建物が1550年以前の物らしく、

どの通りを歩いても素敵

だった。比較的まっすぐで狭い道路が多く、写真ではその素敵さが激減するのが残念。ランメルスベルク鉱山が最盛期を迎えるのが1500年ごろで、そのころから木組みの家が豪華に装飾されたらしい。



皇帝居城は11世紀にハインリヒ3世により建設され、現在の城は19世紀に再建された(写真)。ドイツに現存する宮殿様式の建物の中では最も規模が大きいらしい。

城の2階の帝国の間にはドイツの歴史が描かれた巨大な壁画がある。壁画にはヴィルヘルム1世やフリードリヒ1世(バルバロッサ、Barbarossa)などの皇帝たちに混ざって

眠れる森の美女(Sleeping beauty)

の絵もあった。イマイチ関係が分からなかったのでソクチくんに聞いてみたところ、

『フリードリヒ1世は十字軍の遠征中に亡くなり、家臣たちが戦争が終わったらフリードリヒ1世の遺体を持ち帰ろうと、遺体を茹でて3か所に埋めてさらに遠征に行ったんだけど、戻ってきたらどこに埋めたのか分からなくなり、遺体を持ち帰ることができなかったんだ。人々はフリードリヒ1世の死を信じることができず、『バルバロッサはどこかで生きている、永い眠りから目覚めるときが来る』との伝説が生まれたんだ。眠れる森の美女も100年後に永い眠りから覚めているから、そういう意味じゃないかな』

とのことだった。なるほど。

ゴスラー旧市街は2時間もあれば歩いて回れる小さい街で、私たちは約1日滞在したけれど

全く足りない

と思った。私はゴスラーを気に入りすぎて

ここに住みたい

とまで思った(空港まで遠いので現実的ではないけれど)。ゴスラーはぜひまた訪れたい。

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