徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ベネルクス旅行-ブリュッセル編

2013-09-05 00:19:00 | 旅行


ブリュッセルには3泊した。ブリュージュやゲントにも行ったので、ブリュッセル市自体の観光は正味1日だったので、私たちはグラン・プラスあたりを中心に観光した。

グラン・プラスは広場みたいになっていて、その周りに市庁舎や王の家などが建っているが、どこを見ても建物は印象的だった。

王の家は、現在は博物館になっていて、3階に小便小僧の衣装コレクションが展示されていた。日本からは桃太郎や金太郎、殿様など衣装が展示されていた。そのほか、世界各国から贈られた衣装が展示されていて、見ていて楽しかった。

グラン・プラスから歩いて10分くらいのところに小便小僧が立っている。私たちが行ったときは衣装は着けていなかった。昔友達に、『ものすごく小さいよ』と言われていたので、大きさについては驚かなかったけれど、小便小僧の前に柵があったこと、花できれいに飾られていたことにびっくりした。小便小僧よりもむしろ花のほうが目立っていたかも。

次は王宮(写真)。グラン・プラスからそれほど離れてはいないけれど、結構歩き疲れたので電車で行こうか、と話し、駅へ向かった。切符を買おうと自販機へ向かったら、母が『こっちこっち』と手招きしている。どうやら、窓口の男性が窓口で買え、と言っているらしかった。

男性は日本が大好きで、あいさつ程度の日本語を話すことができた。『王宮に行きたいからチケットを買いたいんですけど』と言ったら、私の結婚指輪を指し、

これ、何?結婚しているの?

と聞いてきたので、結婚している、と答えたら、

窓口にかかっていたOPENのサインを裏返してCLOSED

にした(すぐに元にもどしたけれど)。そして、自分のパソコンのモニターを私に見せながら、『これ、彼女』と言った。壁紙は

広末涼子さん

いやいやいや、『彼女』じゃないでしょ。そのほか、何人かの好みの日本人女性を挙げた。

やっと話が電車のチケットに戻った。
男性:で、どこに行きたいんだっけ?
私:王宮です。
男性地図ある?
私:ないです。
男性:(地図を見せながら)今ここね。王宮はここ。この道を行けば王宮につくから。電車使うなんて無駄無駄。
私:…
男性:で、あなた、本当に結婚しているの?

ということで、電車のチケットは購入できなかった。そして、どう考えても

チケット以外の会話時間のほうが長かった

日本人女性と相当結婚したい人なんだなぁ、と思った。

そして、男性のアドバイス通り、徒歩で王宮へ。確かに、思ったより近かった。帰りは、グラン・プラスの市庁舎の塔が見えたので、それを目印にした。
王宮は、夏の間は一般公開があるらしいけれど、私たちが行ったときはまだ夏ではなく、中を見ることはできなかった。残念。それでも衛兵さん(1人)だけは見ることができたので良かった。

そのほか、駅からホテルに行くまでに2本の塔が気になっていたサン・ミシェル大聖堂も見学した。1999年にフィリップ皇太子とマルチド皇太子妃の結婚式が取り行われた場所らしい。

ブリュッセルは、首都の割に小さい街だけれど、ショッピングアーケードやタンタンブティックなどがあり、なかなか楽しめる街だった。