徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

続・研究室のうわさ

2009-08-20 03:13:06 | Weblog
前回は、私に近い立場の人からの噂話だったけれど、今回は、あと数年で定年(ドイツは65歳)を迎える女性との話から。

私もかれこれ3年くらいこの研究室にいるから、実体験として、いろいろ感じること、思うことはある。が、

彼女の話は想像以上

だった。その結果、彼女は

2年早く定年を迎えることにした

という。『本当だったら、65歳まで働きたいけれど、夜、寝られないのよね』と。結局、教授から『面倒な仕事』を押し付けられていて、『これ以上できません』といっても、教授は聞く耳を持たないという。

さらには、秘書さんも含め、

嘘をつく人が多い

と。これは私も感じるなぁ。まぁ、私の場合は、

言うことがあっさり変わる

というくらいなので、『あー、またか』と、気にしないことにしている。反論したところで、口達者なドイツ人にかなうわけもないので、無駄なエネルギーは使わないことにしている。
結局みんな、自分の立場を守ることだけに一生懸命なんだろうな。だから、平気でうそをついたり、言うことをころころ変えたりするのでしょう。

今回、彼女が話してくれた話の中で、一番強烈だったのは、2年くらい前に研究室からいなくなった人の話。私とは全く接点がなかったので、彼とは、研究室ミーティングで週1回、顔を合わせる程度だった。
が、ある時から、彼が研究室ミーティングに連続して現れなくなった。

半年くらい経ってから、研究室のインド人と一緒にいるときにばったりとその彼に会ったので、インド人に聞いてみたら、『研究室との契約が終わったから、今は学校で物理を教えている』とのことだった。

が、実際は、

教授の気に入らないことを言い、『もう来なくていいから』

と言われたらしい…
実際、何を言ったのか分からないし、彼女は彼から話を聞いただけだろうし、教授には教授の言い分があるだろうから、一方的に教授の批判はできないけれど、そういうことが噂になるのもどうかと思う。


今回話をしたもうすぐ定年の女性は、ある時、ポスドクに話したことが教授に筒抜けになっていて驚いたという。

あおさん、気をつけてね

というアドバイスをいただいた。
どこまで独裁者なのでしょう、私の教授は…

ある程度は分かっていたこととはいえ、やっぱり、私が取る最善の策は、今まで通り

つかず離れず

だろうな。あるいは、『沈黙は金なり』か。

コメント
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