退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

連休1

2016-11-30 02:01:49 | Weblog
晴れ。風強く冷たい。

普段より少し遅く起きる。

夕べは焼酎を多めに飲んだせいか。
朝昼兼用のごはんを食べて風呂に入り外へ出る。

当初は地下鉄に乗るつもりだったものの気が変わって歩くことに。
結局手近な喫茶店でチョコチップ入りのパンとアイスコーヒーなど。

重延浩「テレビジョンは状況である 劇的テレビマンユニオン史」を読む。

なるほど「60年代に若者だった人」といった印象。
「経営のあれこれ」について語っているのはこの種の人物としては珍しい。

「文化的資本」を豊かに持っていることと「基本姿勢のブレのなさ」が
結果的に数々の興味深い番組を作ることにつながった模様。

「テレビマンユニオン」という場所が「梁山泊」だったことは確かにわかる。
「企画と情熱と人脈」がどうやら肝心。

ピーター・ハイアムズ「カプリコン1」(’77)を久方ぶりに再見。

ラストのスローモーションによる処理は微妙だけれど
内容としてはやはり「傑作」と言っていいだろう。

とりわけ「英国風味」の台詞のやりとりにうなずく。
こういう「言語空間」で暮らしたいと思うのみ。

ジェームズ・ブローリンは「ザ・カー」(’77)や「悪魔の棲む家」(’79)でお馴染み。
後に「殺人犯」になるO・J・シンプソンよりジョークですべて片づけるサム・ウォーターストンが素敵。

ハル・ホルブルックやブレンダ・バッカロがいかにも当時な雰囲気で
エリオット・グールドの記者とカレン・ブラックの会話がお洒落。

記者の友人ロバート・ウォーデンの「ユダヤ人ぶり」よ。
「刑事コジャック」のテリー・サバラスは実に楽しく。

互いに「うなずき合う」ヘリコプターの動きがなかなか。
追いかける者の「不気味さ」を象徴していて。

展開の「細かいキズ」については敢えて見逃しておこう。
母親が幼い子どもたちに語って聞かせる「語呂合わせのお話」のシーンもあり。

「国家の威信」あるいは「政治的駆け引き」「宇宙計画への予算分配」など。
CIAやFBIがさまざまな「工作」をしていた時代を知ろう。

当時の「陰謀」には「それなりの理由」があったが
現在のそれを描いた作品も観たいものではある。
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