快晴。おだやか。
坪内祐三「昭和の子どもだ君たちも」を読む。
「社会主義思想あるいは共産党」が各世代に与えた影響を振り返る内容。
なるほどこうした形で「歴史」を振り返るのか。
著者の「人に対する興味」あるいは「興味の持ち方」はいささか煩い。
けれどもその「煩さ」が「読みごたえ」を生んでいる印象。
「文脈」というものが失われつつある現在
この種のことを「思い出して」ふむふむと思うこともいいかも。
ただ「固有名詞のオンパレード」についていけるだけの「膂力」がないと。
意外な「人脈」が案外「限られた空間」にあったことはわかる。
そこを「閉鎖的」と思えばめんどくささが増すものの
敢えて当てた「焦点」だと思えば何とかなるだろう。
知ってることを「ランダム」に吐き出した格好。
それにしても「タイトル」が象徴するような「決めつけ」はいかにも若者に嫌われそう。
「好きにやりたいんだからさあ、妙な因縁つけるのやめてくれる?」
そんな風に言われる感じ。
もっとも「歴史」を知らなすぎるのは困ったことでもあり
そうした若者たちがかつていたことは否定できず。
簡潔に言えば「教養とゴシップの連結」。
要はこれくらいのことは「知っておけ」という姿勢とでも言ったらいいのか。
そういうものとは関係なく
お互いが楽しく接触できれば幸い。
もちろん著者が「よかれ」と思ってしているのは重々承知の上。
わが国に「歴史を蓄積できない体質」があるのを思ってのことだろう。
坪内祐三「昭和の子どもだ君たちも」を読む。
「社会主義思想あるいは共産党」が各世代に与えた影響を振り返る内容。
なるほどこうした形で「歴史」を振り返るのか。
著者の「人に対する興味」あるいは「興味の持ち方」はいささか煩い。
けれどもその「煩さ」が「読みごたえ」を生んでいる印象。
「文脈」というものが失われつつある現在
この種のことを「思い出して」ふむふむと思うこともいいかも。
ただ「固有名詞のオンパレード」についていけるだけの「膂力」がないと。
意外な「人脈」が案外「限られた空間」にあったことはわかる。
そこを「閉鎖的」と思えばめんどくささが増すものの
敢えて当てた「焦点」だと思えば何とかなるだろう。
知ってることを「ランダム」に吐き出した格好。
それにしても「タイトル」が象徴するような「決めつけ」はいかにも若者に嫌われそう。
「好きにやりたいんだからさあ、妙な因縁つけるのやめてくれる?」
そんな風に言われる感じ。
もっとも「歴史」を知らなすぎるのは困ったことでもあり
そうした若者たちがかつていたことは否定できず。
簡潔に言えば「教養とゴシップの連結」。
要はこれくらいのことは「知っておけ」という姿勢とでも言ったらいいのか。
そういうものとは関係なく
お互いが楽しく接触できれば幸い。
もちろん著者が「よかれ」と思ってしているのは重々承知の上。
わが国に「歴史を蓄積できない体質」があるのを思ってのことだろう。