退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「宇宙人」について

2013-10-10 03:53:03 | Weblog
雨のち晴れ。台風の影響か。

ロバート・アーリック「怪しい科学の見抜きかた」を途中まで読む。

「ゲイ」と「インテリジェント・デザイン」の話が冒頭にあるのが
いかにもアメリカ的。

いずれも宗教に関わるもので
ここでも「キリスト教」の影響の大きさをあらためて思い出す次第。

フェルミが「宇宙人が存在すると言うのなら、どこにいるのか」と
今まで宇宙人に「遭遇」していない「事実」から言えることを挙げたのが面白い。

曰く、

1.知性をもつ宇宙人はいない
2.恒星間旅行は不可能である
3.どの地球外文明も、宇宙旅行は骨折り損だとの判断を下した
4.知的文明は、恒星間旅行が可能になる時代を迎えられるほど長くは存続できない

いずれも人類にとっては強烈な「皮肉」に感じられて
思わず笑ってしまった。

物理学者である著者のスタンスには同意できるところが多いのだけれど
テーマのせいも手伝ってかいささか食いつきにくい印象。

フレドリック・ブラウンの「火星人ゴー・ホーム」を唐突に思い出したり。
あるいはジョゼフ・ヘラーの「キャッチ22」でもいい。

映画ならマルクス兄弟のあれこれ。
宇宙人がグルーチョやハーポみたいなキャラクターなら楽しかろう。

ロバート・アルトマンの「M★A★S★H マッシュ」など。
ついでに「アタッキング・オブ・ザ・キラートマト」も挙げておこう。

もちろんバスター・キートンの作品の数々も。
このあたりの「趣味」が合うなら「宇宙人認定証」を手渡してもいいつもりではある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする