季節労働11

快晴。暑い。

菅野聡美「＜変態＞の時代」を読む。

「変態」という言葉が「性」に限られるようになった経緯のあれこれ。
梅原北明、宮武外骨など知っておくべきマニア向けの固有名詞を楽しむ。

橋本忍「複眼の映像」を引き続き読む。

作品自体がよくできたシナリオのよう。
こういう「関係」の中で「世界に残るシナリオ」が生まれたのか。

互いの長所を知った上での「削り合い」の数々は
「鬼気迫る」という形容がふさわしい。

定宿の女中が気配を感じて部屋に入りにくかったほど。
なるほど「突き詰める」とそういうことになる模様。

黒澤明、小國英雄、菊島隆三そして著者。
実に魅力的だけれど実に怖ろしい。

とりあえず今夜はここまで。