退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

活きない「正直さ」について

2009-10-02 00:08:07 | Weblog
くもりときどき晴れ。風もなく。

アルバイトをしていて来月のスケジュールを出すように言われたとしよう。

正直なあなたはまだ予定が不明なところを空白のままにして提出。
ところが店は急に忙しくなったため店長はあなたにもっと出てもらいたいと言う。

「ここ、なんとかならない?」

店長はあなたに何度も聞く。
やはり正直なあなたは出られるところは無理して出てしまう。

その翌月。

今月も店は忙しい時期を迎えた。
あなたは先月同様空白のあるスケジュールを出しておいた。

「ここ、どうにかならない?」

店長はまたあなたに聞く。

「すみません、今月はちょっと無理なんです」

やはり正直なあなたはそう答える。
今月は大学のテストがあるので勉強しなければならない。

ところが人手のほしい店長は裏切られたかのように言う。

「だったらスケジュールをもっときちんと出しといてよね」
「ダメなとこは×打っといてって言ったでしょ」

あなたは少しムッとする。

「先月だって無理して出てやったのに」
「そんな言い方しなくったっていいだろうに」

こんな気分の悪い事態を避けるのは簡単なことで
スケジュールの「空白」を全部×にしておけばいいだけのこと。

もし×の日が都合よくなったとして
あなたは有難がられることはあっても責められることは決してない。

こんなことは「常識」だと思っていたのだけれど
わからない人たちもいるようなので蛇足と知りつつ書いておく。

店長はとにかく人手がほしい。
そこへ「あいまいなスケジュールを出すこと」の「罪深さ」もあるのだ。

「無理を言えば何とかなるかもしれない」と期待させたことが
店長のちょっとした「怒り」を生むこともあることを知ろう。

働く環境は常に楽しい方がいいに決まっている。
コメント (2)
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