ポカッと空いた日、プラネタリウムに行ってみた。
ここは室蘭市青少年科学館。
北海道で最初に出来た科学館だったので、当初は札幌から小学生が修学旅行で寄る所でもあったけれど、10数年振りに訪れてみると老朽化が進んだまま、ドーム状の素敵な温室はそれを理由に無くなっていた。赤字財政に人口減、このような所へは大きな予算がかけられないのだろう…寂しい限り。
目指すプラネタリウムへまっしぐら。
開始5分前に入場すると係員しかいなかったので、一番良い席を訊いて座る。
リクライニングする古い椅子、もしかして小学生のとき座った椅子のままかも。
初めて見たときの感覚、真っ暗な中で星が見えすぎて恐いと思ったことなどが蘇る。
いしいしんじの「プラネタリウムのふたご」も過ぎる。
流れているのはカーペンターズ、なんだかググッと来て…疲れてるのかなぁ。
昨夜の寝不足で眠りそうになったとき、館内放送で間もなく開始のお知らせが。
通ってきた館内には幼稚園児の集団しか見当たらなかった…ひょっとして独占に?
…なった。
平日の昼間だもの、天気は悪いし。
経費を思うと申し訳ない気持ちになって、せめて眠ってはいけないと目を見開いた。
天の赤道線に沿って動く星々と、北極星を中心にした日周で動く星々(実際にはこちらが自転してるんだけど)。
季節の狭間ということでこの日のお話しは、夏の大三角形、秋の大四辺形、そしてカシオペア王妃とアンドロメダ姫の物語。
あっという間の30分、次のお話しに変わった時節にまた訪れたいという気持ちに。
庭では2羽、兎が食事中、ほんとに人参好きなんですね。
ソウダヨ。