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グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

フェリシタシオン! 大萩康司

2010-11-18 10:26:54 | 鑑賞

最近のお気に入りCD。
ギターリスト大萩康司デビュー10周年ベストアルバム。
 1.12月の太陽
 2.フェリシタシオン!
 3.ショティッシュ・ショーロ
 4.ヴァルセアーナ・ワルツ風に
 5.澄み切った空
 6.すべては薄明の中で 第一楽章
 7.キューバの子守歌
 8.母に捧げるグアヒーラ
 9.デ・ラ・ルンバ・ソン
10.タンゴ・アン・スカイ
11.想いの届く日
12.風の日
13.エストレジータ
14.始まりの日
15.すべては薄明の中で 第四楽章
16.11月のある日
17.つづれ織りの記憶
18.翼
19.そのあくる日

6,15,18は武満徹

フェリシタシオンとはフランス語で、おめでとうの意。

単音が綺麗、ゆったりした曲を過不足無く聴かせてくれる。
ハーモニクスがせつない。
リズミカルな曲もスマートで心地良い。

聴き終わっても耳に残るような音、音楽。

地球交響曲第七番

2010-11-13 08:46:16 | 鑑賞

11月11日(木)18:30~苫小牧文化会館
監督:龍村仁
上映後、監督による講演。

第七番のテーマ「全ての生命が潔く健やかに生き続けるために」~霊性の原風景

これまでと同様、ベースに流れていたのは
母なる地球に対する畏れと感謝、あらゆるものに生命が宿り、全てが繋がって生かされている…

毎回何人かの地球人にスポットを当てて製作されていて今回は、
アンドルー・ワイル 統合医療医学博士
グレッグ・レモン ツール・ド・フランス覇者
高野孝子 環境教育活動家

内容が濃すぎて、もう一、二度観たいというのが本音。

印象に残ったことを一つだけ。
相反する生物同士が争っても、相手を完全に駆逐することは出来ない。
双方とも地球が作った同じ生命体。
ならば、相手も生かしながら微妙なバランスで共存していかなくては…柔らかく。

ここで、若かりし頃、茶道の先生が仰っていたことを思い出す。
「相手が絶対悪いとしても、追いつめてはダメ。必ず逃げ道を作ってあげることが大切」


地球交響曲は幸いなことに何年か前、友人が勧めてくれたDVDで知り、
1~5番を観ることが出来た。

第一番の冒頭に書かれている文章だけ紹介しますね。

受容する愛と叡智のために

かつて、ひとが花や樹や鳥やクジラたちと
本当に話ができた時代がありました。
その頃、人は自分たちの命が宇宙の大きな命の一部分で
あることを誰もが知っていました。
太陽を敬い、月を崇め、風に尋ね、火に祈り、水に癒され、
土と共に笑うことが本当に活き活きとできたのです。
ところが、最近の科学技術のめざましい進歩と共に、
人はいつのまにか、「自分が地球の主人であり、
自然は自分たちのために利用するもの」
と考えるようになりました。
その頃から、人は花や樹や鳥やクジラたちと話す言葉を
急速に忘れ始めたのです。
我々はこのまま「自然と語り合う言葉」を
永遠に忘れてしまうのでしょうか?
それとも、科学技術の進歩と調和しながら、
もう一度その言葉を思い出すことができるのでしょうか?


そういえば七番の中で言ってました。
太古の叡智は未来の科学であると。

トン・コープマン オール バッハ オルガン リサイタル

2010-11-11 09:16:30 | 鑑賞

11月9日(火)19:00~ 札幌コンサートホールキタラ大ホール

プログラム
前奏曲とフーガハ短調BWV546
パルティータ「おお神よ、汝義なる神よ」ハ短調BWV767
幻想曲ト長調BWV572
ライプツィヒ・コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」
シュープラー・コラール「目をさませと呼ぶ声が聞こえ」BWV645
フーガト短調(小フーガ)BWV578
休憩
トッカータとフーガニ短調BWV565
18のコラール第4曲「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV654
18のコラール第3曲「バビロン川のほとりで」BWV653
パッサカリアとフーガハ短調BWV582
アンコール
バッハ:オルガンコラール曲「主イエスキリストよ、我汝の名を呼ぶ」BWV639
ブクステフーデ:フーガハ長調BUXWV174

写真撮影禁止のアナウンスが流れる前にケイタイで。


このコンサートのCMを偶々テレビで見たのが当日の6日前。
そして、この方の演奏を偶々テレビで聴いたのがその1週間ほど前。
プログラムも同じオール・バッハ。
そして、この9日はもともと札幌に行く予定の日。
なんたる偶然!
キタラのオルガンコンサートは聴きたいと思いながら、まだ一度も聴いてなかったので丁度良い機会。
直ぐにネットで座席予約、翌日にはコンビニ決済チケット入手。
便利な世の中になりました。
こういう時はネット社会に感謝です。

翼を開いたオルガンは音楽と共にホール全体を包み込み、
その懐に抱かれて、厳かな気持ちと幸福感。
琴線に触れたのか、時にはポロッときたり…
キリスト教徒でもないのに、そう感じさせるのはやはり音楽の力。
パパバッハと奏者のお陰。

66歳のトン・コープマンは、終始青年のような身のこなしで、
椅子に座るときは回り込むのではなく、ヒョイとまたいで座り、
終わると同じようにしてこちらを向く。
子供時代を連想させ、クス。
ソリスト、伴奏者に留まらず、指揮者としても活躍されているそう。

重厚で嵐のように鳴り響く音楽から、可愛らしい小さな笛のような演奏まで、
幅広く聴かせて頂いた。

ミッキー

2010-10-23 09:39:02 | 鑑賞
一週間の天気予報では雪マークがお目見え。今のうちに済ませておくことはと、急かされます。

今朝は書くことがありません。
なので、こんなパーツを貼り付けてみました。
画像をクリックしてみてください。

ミッキーとあざらし - Disneyコメディ・タイム - ディズニー動画



トップ画像は今朝のデンファレ。
デンファレ

歌紡ぎの会~小椋佳

2010-10-17 23:59:18 | 鑑賞

10月17日(日)18:30~
登別市民会館大ホール

小椋佳の歌を初めて聴いたのは社会人になって間もなく、取引先の人が貸してくれたLPレコードで。
憂いを含んだ柔らかな歌声にどんな人が歌っているのかと想像したが、暫くして写真かテレビで知ったときには結びつけるのに時間がかかった。

中一の時、一番仲良しで勉強のライバルでもあった友達が独り言のように言った言葉
「天はニブツを与えないんだよね~」
ずっと引っ掛かっていた言葉の答えがこのことかと。。。

ご本人も開口一番仰ってました。
「開演前に写真やビデオ撮影禁止と流れたアナウンスはイヤミですかね~(笑)
ライトがこちら一点に集中しているけれど、別に視線を集中されなくても」

なのに私は最前列中央!
全席指定チケット発売日の発売開始時間30分で、残っていたのは最後列と両脇壁際、そして、最前列数席。
すごい人気なんですね。
オバサンばかりかと思いきや、男性が予想外に多かった。

伴奏はギター、キーボード、ピアノ。
ご本人は終始椅子に腰掛け、脇にカフェテーブルその上に置いた飲み物を時折口に運び、おまけに譜めくりのための指サックをしたまま、休憩無しの2時間弱。

これまで世に出した曲は2000曲だそうな。
大病を経験された66歳のアーティストは今もなお健在。

忘れていた初期の歌にはギターを弾きながらよく歌っていた自分が蘇り、
途中に曲を入れながらの創作劇「リターン・エース」では中学校のテニスクラブが舞台、これまた私も中学はテニス部、催眠術をかけられたように20代10代へと戻っていく…

穏やかな話しもたくさん交えて…
幸せとは欲望を充足させること、欲望には実にたくさんの種類があって、人間特有のものとしては「美しい」がある。
(私が理解したのは「見てくれ」という次元のものではなく、「美しい生き方~美学」)
美しい出会いの中で美しい足跡を残しただろうか…こんな感じで。

かたつむり 登らば登れ 富士の山
好きな俳句だそう。

セルジュ・デラート・トリオ

2010-09-08 08:19:46 | 鑑賞
日中は暑くなるものの、朝夕の冷え方はようやく秋。

「フレンチ・クッキン」 セルジュ・デラート・トリオ(ピアノ・ダブルベース・ドラム)
オリジナルも入って全13曲。

喫茶店やヘアサロンで流れてくる軽いジャズが好きだ。
若い頃、ちょっと大人な気分にさせてくれたジャズ喫茶3軒、今はもう無い。
アーティストも曲名も知らないし、もちろんウンチクも語れない。
ただ、いいなぁと思いながら聴くだけ。

家でも流したくなったけれど、指南してくれる知り合いがいないので、
ジャケットで選んでみた。

これが大当たり!

ハードではなく、バラードすぎもせず、小粋な感じ。
朝にも夜にも合う。

次の一枚、また探したくなった。。。

借りぐらしのアリエッティ

2010-08-19 20:45:30 | 鑑賞

メアリー・ノートン作「床下の小人たち」をベースにした宮崎アニメ。
監督:米林宏昌

もしかして「小人たち」は本当にいるかも、いたら楽しい、いてほしい…この感覚
そうだ、これはジュリー・アンドリュースのメリーポピンズを観た小学生の時と同じだ
失敗しながらも甘えずプライドと思いやりを持って成長するアリエッティが逞しい。

見所は10㎝足らずの小人から見た我々の世界の描き方。
そして相変わらず、ネコちゃんがこの映画でも良い味を出している。
夢見る夢子ちゃんにオススメ

レディース・ディ千円で見られたけれど、もう学校が始まっているせいもあって入場者はほんの少しだけ。
それなのに冷房ガンガンで頭イタ~

3大ピアノ協奏曲/リクエストコンサート

2010-07-16 08:04:48 | 鑑賞

7月14日(水)19:00~
札幌コンサートホールKitara
札幌交響楽団
指揮:円光寺雅彦

演奏順
リクエスト第2位
ラフマニノフ 第2番ハ短調op.18 独奏/横山幸雄

リクエスト第3位
グリーグ イ短調op.16 独奏/田部京子

リクエスト第1位
チャイコフスキー 第1番変ロ短調op.23 独奏/清水和音

リクエスト募集で上位3曲を演奏するという企画。
曲もソリストも凄く魅力があり、客席はかなりの埋まりよう。

私はまたP席、やっぱりここが一番自然。
ソリストは期待を裏切ることなく素晴らしい演奏、
拍手が鳴りやまなく、3度も4度もステージへお目見え。

清水和音…コンクールで優勝した頃の可愛い青年は貫禄たっぷりの中年に。
あぁ、30年の月日の流れ。。。

帰りのJR時間が迫っていたので拍手で沸いている中、駆け出す(シンデレラ気分)
アンコールはどうしたんだろう。

ちなみに303件の応募があり、
第4位 ショパン:第1番
第5位 ベートーヴェン:第5番「皇帝」
だそう。

開演前、キタラのレストランで夕食にしようと思い早めに着くと、
既にレストラン前は長蛇の列。
考えることは皆同じなのね。
今日は夕食抜きだわと思いきや、2Fのカフェ・バーコーナーで数少ないサンドイッチをゲット!
ミックスサンド500円、オレンジジュース300円


2Fテラスにて、この風景↓を見ながら夕食。
前のテーブルのビールやワインが美味しそう。


キタラに辿り着くまえの中島公園




亀!

古代ローマ帝国の遺産

2010-07-15 19:52:40 | 鑑賞
北海道立近代美術館にて。
7月14日入館。
入場料1200円のところ、道新ぶんぶんクラブ会員は1000円で(ラッキー!)
音声ガイド(500円)利用。

全ての彫像が大理石であることを忘れるくらい柔らかな表現は何度も近づいて、そして色々な角度から確認したくなるほど。
つい手を伸ばして触ってみたくなった。
(もちろん、触ってませんよ~)

ブロンズ製で装飾性の高いランプやランプ台、水道設備や農耕器具などをみても紀元前から、豊かな生活と発達した文化が既に存在していたことに驚き。

悲劇の街ポンペイの展示はわずかだったものの、「金の腕輪の館」の壁画2面に佇んでみると、どんなに豊かな生活だったかが伝わってくる。
いつまでも飽きない空間なのが不思議だった。

気が付くと閉館時間を過ぎていて。。。

開催期間:8月22日(日)まで。





楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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