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グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

フルートとピアノの夕べ

2010-07-04 09:27:32 | 鑑賞

7月3日(土)開演18:30 苫小牧第一洋食店
フルート・中山耕一
ピアノ・千葉理恵子
バリトン・山下明(賛助出演)

プログラム
[第一部]
フォーレ:ファンタジー Op79
シャミナーデ:フルートとピアノのためのコンチェルティーノ Op107
プーランク:フルートとピアノのためのソナタ
[第二部]
ニーノ・ロータ:5つの小品
シューマン:詩人の恋より3曲、ミルテの花より2曲
  ?  :ファンタジー№6(無伴奏)
L.バーンスタイン:ウエストサイド物語より3曲
ヘンリー・マンシーニ:映画音楽メドレー(酒とバラの日々、シャレード、ムーンリバー)
[アンコール]
グルック:精霊の踊り
フォーレ:シチリアーノ

サラリサラサラ吹かれた第一部の3曲は昔、師にレッスンを受けて全て撃沈した曲。
レッスン中のことや、取り巻く状況が今とはまるで違っていたことなどを色々思い出しウルッ
ニーノ・ロータがフルートのために書いた5つの小品は初耳。
どれも可愛らしい感じで、そのうちチャレンジしたいと思う。
4曲目に入っていた師のフラッターは上品。
映画音楽メドレーは作曲者自身がフルートのために技巧的に編曲したもの。
師のクラシック以外の演奏を初めて聴き、意外というか新鮮というか。
クラシック調ポピュラーではあったと思う。
久しぶりに間近で豊かな響きを聴き、師の元でもう一度音作りしたい気持ちがわき起こる、良い刺激を頂いた。

本願寺展

2010-05-11 12:05:37 | 鑑賞

北海道立近代美術館
5月23日まで
当日券一般1200円

札幌に行ったついでに寄ってみました。
音声ガイド(5百円)使用。
土曜日のせいか凄い混みよう、年配の方が圧倒的。

親鸞の子孫へ脈々と受け継がれていった浄土真宗。
日本の歴史に名を馳せた多くの人物(信長、秀吉、家康、武田信玄、前田利家、他)からの書状には圧巻。
特に石山本願寺戦終結時の信長の血判には凝視。

日本史に疎く、「歎異抄~五木寛之」も途中で止めたことを忘れていたような私でさえ、観終わるのに2時間かかりました。
日本史好きの人には、たまらない展示だと思います。

最後のコーナーは立派な天井絵や欄間。
まるで豪商や天皇、武将のお城のよう。

あれ?

その資格がありながら一生お寺を持たなかった良寛さんはどう思うだろうか。

最後にそんな思いがよぎった。

館内のレストランにて、開催期間限定精進料理をアレンジしたランチ。
これにコーヒーがついて990円。
雑穀おにぎり、白身魚のソテー柚子餡、豆腐サラダ、蕎麦ゼリー寄せ。


ロビー



初めての3D

2010-04-25 09:39:24 | 鑑賞

札幌へ行くついでに映画を観ることにした。
「アリス・イン・ワンダーランド」の開始時刻をネットで調べたら、チケット予約もネット上で出来ることを知り早速試してみた。
と、それが大正解!
行ってみると当日券売り場は長蛇の列、しかも途中で完売。

初めての3D。
私は眼鏡の上にこの眼鏡。
重くて、だんだん鼻と耳が痛くなり。
入場前に渡されたこの眼鏡(出るときには返却)は全員同一、子供は大丈夫だったんだろうか。

手を伸ばすと届きそうなくらい像が飛び出してくる。
そして、薄暗い(これは見ているうちに慣れるんだけど)
眼鏡はずしてちょっと見てみると…
画像が二重、つまり乱視像、そして明るい!

3Dはその場面の中に自分もいるような臨場感が味わえるので、
ファンタジーな場面はとても素敵、
夢見る夢子チャンはますます夢心地でうっとり。
ところが戦いのシーンなどでは自分にも勢いよく迫って来て、迫力ある音響効果も加わりかなりドキドキ。
お年寄りなら危ない、子供なら、ひきつけ夜泣きの原因になったりして。

客観的に見る自由が奪われるのはどうなのだろうか…

田村能里子展

2010-04-11 16:49:23 | 鑑賞

行けなくなった友人から突然頂いたチケット、思いがけない時間を過ごしました!

田村能里子展 赫い季節風
札幌エスタ11階プラニスホール 4月11日まで(あっ今日で終わりだ)
JRタワー7周年記念

北海道では初の個展。
インドやシルクロードを中心とした人物画、自然にあらがわず生きる様→逞しさ、動より静→秘めたる情熱、そんなものを感じた。
赤を基調とした画風はインパクトが強く、半分以上を占めた素描がほっとさせてくれる。
風をテーマにした作品が多かったが、私の好きなドンジョンの爽やかな風にはほど遠い、どれもモワッとした熱い風を想像させた。

恋するベーカリー

2010-03-13 07:58:15 | 鑑賞

用事が早く終わったので、久しぶりに映画を観ることにした。
たくさん上映されている中で帰りの電車時間の関係から丁度良いのが「恋するベーカリー」だった。
内容は分からないが今やパン作り趣味の私としてはタイトルが気になっていた映画だ。
がしかし、ポスターの隅っこに「R15」とある!
えっ成人向きなの?
オバサンが一人ポップコーンを食べながら成人映画を観る…なんだかな~
しかも周りオッサンだらけだったら…ゾゾ~

でも、ええ~い、観る!

コーラとキャラメルポップコーンとポテト(お昼抜きだったので…ホントですよ)を持ち込んで。
観客は年配のご夫婦1組とあとは全員中年女性!(ハハハ)

主人公はベーカリーショップを営みながら3人の子供を育て上げたバツイチの女性(メリル・ストリープ)。
老いていく自分の容姿をひしひしと感じる年頃になってから、よりを戻そうとする若妻持ちの元夫と、新恋人の間で揺れ動く女心…全体としてはコミカルに描いている。
元夫の口説き文句「年齢を重ねた魅力」
これって、観ていた人みんなググっと来たんじゃないのかな(フフ)

R15に引っかかる場面ってどこだったんだろう…そんな感じです。
強いて言えば主人公と女友達3人の茶飲み話しがきわどかったかな、笑えるんだけど。
まぁ、とにかく、
40歳前後ではなく、60歳前後の女性にお勧めしたい、随所で共感できるだろう楽しい映画です。

クララ・シューマン 愛の協奏曲

2009-12-15 15:09:53 | 鑑賞
ときどき
昨日、映画観てきました。
シューマンとその妻クララ、そしてシューマンの弟子ブラームスの三角関係をブラームス家の末裔が監督となり、どう描いているのかも気になるところでした。

印象的なシーンが二つ。
冒頭とラストシーンではオーケストラをバックにシューマンのピアノ協奏曲を弾くクララ。
冒頭ではシューマンが見守っていたのに対し、シューマンの死後であるラストシーンではブラームスが満足げな顔で見つめていた…
もう一つはクララが若いときに作曲した曲をシューマンとブラームスが仲良く連弾している、その後ろ姿とそれを聴くクララ。

この互いに敬愛し合う三人の関係(ましてやクララの年齢はブラームスの倍!)は一般的にはなかなか理解されがたいと思うが、映画を観ると意外に自然で、これもありかなと思えたほど。
ブラームスがクララに「あなたが死んだら自分も後を追う」と誓った通り、晩年クララの死後数ヶ月後に逝ったそう。

随分前、フルートの師からシューマンの「三つのロマンス」を勧められて取り組んだ。ロマンスなのに、晴れ晴れとしない曲想に達成感もイマイチでレッスンが終わった後は、しまい込んでいた譜面。帰宅後に引っ張り出して吹いてみた。頭痛持ちと繊細過ぎる精神はアヘン中毒にはまり、そして自殺未遂、更正病院へと…。そんなシューマンの曲だもの、たとえ「ロマンス」だって私などには到達しえない深い憂いと哀しみがあるのだろうと思えた。

シューマンのピアノコンチェルトは十数年前、ウチのオケでも取り組んだ懐かしい曲。
オケ側も難しくて、ヴァイオリンパートの故K先生に「どうしても弾けない」と言わせたほどで、ついには「トゥッティで会い(合い)ましょう」が合い言葉に(フフ)。
私はと言えば、本番前日に連絡が来てリハーサルから急きょ1stを吹かなければならなくなり、終始超緊張で味わうどころではなかった。
映画から流れ出るその曲はこんなにもと思うほど、せつなかった。

マイライフ~ジェイク・シマブクロ

2009-03-26 10:47:05 | 鑑賞
今朝も銀世界、でももう殆ど融けました。

近くのCDショップが閉店することになり、一部半額処分セールになっているので行ってみた。ギターの軽いのを聴きたいと思い、全然知らない分野なので馴染みの店員さんに訊いて半額の中から勧められたのがこれ↓売れ筋だとか。知らないアーティストの知らない曲、こんな場合はワクワク感がたまらない
DEPAPEPE

紹介文を虫眼鏡で読むとアコースティックギター2本のインストゥルメンタルミュージックとある。ドラムとベース(曲によってカスタやストリングスも)が加わり、乗り良く聞きやすいがそれが終始となると…
何か物足りなくなり、再びCDショップへ。
その旨を話し、今度はジャズ風なギターを探してもらって勧められたのが冒頭のジェイク・シマブクロという人の「マイ・ライフ」。
またまたワクワク
ところが帰宅してよく見ると小さいギター?これウクレレじゃん!
店員さんも閉店セールできっとクタクタなんですね。
ウクレレといえばマキシンジの「♪あ~やんなっちゃった♪」のイメージしかない。いくら半額とはいえ「あ~やんなちゃう」でした。
で、聴いてびっくり
なんと愛らしく美しい音でしかも豊かな表現。素敵です。
私の間違ったイメージを払拭、出会えて良かった、大切なCDの仲間入り。
まさに「あ~驚いた」でした

実はもう1枚買っちゃった。前出の店員さんに「ボサノバ」も聴いてみたいと話すと、やはり半額の中から勧めてくれたのがこれ↓
Lisa Ono

写真の可愛らしいイメージと違い、以外に太い大人な声質。気分を穏やかにしてくれる。なんだか所々に「クリスマス」という言葉がきこえるのでよ~くみるとクリスマスソングばかり集めたもの。店員さんはそのことを知ってか知らずか…
でも、これも自分では決して選ばない素敵なCD。11月までのお楽しみにとっておこう。
クタクタの店員さんに感謝

セザンヌ主義

2009-03-06 09:14:19 | 鑑賞
のち
STV創立50周年記念「セザンヌ主義」~父と呼ばれる画家への礼讃
北海道立近代美術館2009.2.7~4.12
観覧料:当日一般1300円

札幌へ行ったついでに、時間があったので寄ってみました。
そうしたら、セザンヌに影響を受けた国内外の画家の作品も展示されていて、その中には倉敷の大原美術館以来数年ぶりのモディリアーニやピカソ、そしてゴーギャン、シャガールもあって、思いがけない嬉しさが

初めてのセザンヌは人物と静物と風景の3部に分かれ盛り沢山。
写実的でありながらそれだけに留まらず、対象物と作家の内面が迫ってきます。
また一つ、出会いが増えました
平日の昼間なのに結構な入り、人気あるんですね。

CD ゼロ・ランドマイン

2009-01-24 21:43:33 | 鑑賞
今日はうって変わっての雪。

坂本龍一が中心となり地雷除去が目的で製作されたCD。
「地雷のない世界」を外国人アーティスト6名、日本人アーティスト16名が歌っています。

地雷廃絶は、世界から武器を一掃し、武力で問題の解決を図るという時代遅れな行動をやめるための第一歩だ…ダライラマ

富や権力や宗教の為に、人が殺されることのない世界を望むことは、果たして青くさい妄想なのだろうか?妄想だとは思いたくない。ほくたちがそう望めばそれは実現するはずなのだ。全ては「希望すること」からはじまるのではないのか?…坂本龍一

テクノロジーは我々の人間性よりも早く発達してしまった…アインシュタイン

善人が何もしなければ、悪が勝利するのはたやすい…諺

地雷が特殊なのは、それが一度野に放たれてしまえば兵士と民間人の区別、あるいは女性や子供や、家族の食事を作るために薪を集めに来たおばあちゃんを見分けることができないからです。世の中が平和になっても、地雷はその平和を理解しません。
しかしこの10年の間、私達は物事を違うやり方で行えるようになりました。共に力を合わせれば、地雷のない世界を作ることができるでしょう。悲劇が存在するからといって行動をためらってはいけません。このCDを買うことによって、皆さん一人一人が変化をもたらす「声」となることができます。地雷のない世界を作るために貢献してくれて本当にありがとう…ジョディ・ウィリアムズ(ノーベル平和賞受賞者)

あるCDを捜していたら出てきました。数年前に買ったみたい、忘れてました。
このジャケット、一見、クッキーやチョコのように見えてゾ~っとします。
みんな地雷です。

札響ニューイヤーコンサートin室蘭

2009-01-13 22:49:38 | 鑑賞

1月13日(火)18:30~
室蘭市文化センター 全席指定
指揮:尾高忠明
ピアノ:田部京子

第1部
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.67「運命」
第2部
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
J.シュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」ポルカ「雷鳴と稲妻」ワルツ「美しく青きドナウ」
アンコール:ラデツキー行進曲

入場者数:目測1000。
ニューイヤーコンサートならではの曲順でした。
ベートーヴェン:
暫く音量を抑えていたのは4楽章のffを際だたせる為だったのだろうか。
終楽章に向かって行くに従い乗ってきた印象。
どうしてもフルートを聴いてしまうので一カ所?と思ったところが。
所々、ヴァイオリンの音の濁りが気になった。
モーツァルト:
今回の目的だった田部さんのピアノはクリアな音色、独特の憂いと疾走見事でした。ピアノの発したメロディを管がなぞるところはピアノをちゃんと聴いて欲しかった。
シュトラウスはお決まりなので。「美しく青きドナウ」はテンポの動かし方に面白いところがあった。
2部では尾高さんの軽妙なお話を交えてリラックスムード。
尾高さんが20代の頃指揮者コンクールで2位になって全国行脚したとき、札響との初顔合わせは「未完成」を室蘭でされたとのこと。30年以上前の話だそう。
最後にとても良い話をされていた。
こんな世相だからこそ音楽が必要なのではないかと。

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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