POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 今回の「香港・マカオ」旅行は、旅行サイトで格安航空券を見つけたことで計画したもの。航空会社の確定を待ち、慌しく香港とマカオの情報を集め、細かい日程を決め、ホテルをネットで予約しました。確定した航空会社は、「ノースウェスト航空」。去年、私が夫のマイレージで利用したのと同じ航空会社の同じ便(NW1)でした。ノースウエスト航空では、E-チケット利用であれば、成田空港や、アジア内の空港で「セルフサービス・チェックイン」が利用できます。セルフサービス・チェックインを利用すると、速やかにチェックインを済ませて、搭乗券を受け取れます。出発予定時刻の60分前までチェックインの手続きができます。

 で、成田空港のノースウェスト航空のチェックイン・カウンターの近くに設置してある「セルフサービス・チェックイン機」でチェックインしてみました。E-チケットをプリントアウトしてきていたのですがそれは不要で、「言語」を日本語で選択し、パスポートを読み取り機にかざして、表示された情報に間違いがないかを確認し、次の画面を開いていくだけ。

 チェックイン・カウンターには非常に長い列ができていたのですが、セルフサービス・チェックイン機の前には殆ど人がいない。背の高い日本語を話す中国人らしい係員がいて、実際の操作はその人がやってくれました。「(表示された情報が)これでいいですか。」と尋ねられたことに、「はい。」と答えるだけでした。まだ利用する人が少なく、操作に慣れていないので、人員を配置しているのでしょう。「自分でやってみたかったなあ。」 夫がボソッと言いました。物珍しいものにはすぐ興味を示す夫らしいです。帰りもあるから、自分でやってみれば、、、



 出てきたチケットは、コンビニのレシートをやや多くした感熱紙。便利になったものです。荷物があるときは、このチェックイン機が利用できないものと思っていて、荷物は機内持ち込みのサイズを2つ持っていきましたが、帰りの香港でもこのセルフサービス・チェックイン機で夫が手続きを済ませ、荷物も機内預けにすることができました。日本と香港では扱いが異なるのでしょうか。



 アジア系の航空会社と異なり、アメリカ系の航空会社の便は、アジアが目的地であると、往路が深夜着、復路が早朝発です。今回の香港も、往路が成田発18時35分、香港着22時40分です。目的地に深夜に着くため、いつも宿泊ホテルへのアクセスに苦労しなくてはいけません。公共交通機関が運行していない時間帯であることが多いのです。しかし、香港ではその心配はありません。空港から市内へバスが24時間運行しているのです。バス以外に、「エアポート・エクスプレス(機場快線)」があります。

 香港国際空港から香港市内に向かう「エアポート・エクスプレス(機場快線)」は、ご覧のように頻発しています。最終は0時48分ですから、22時40分到着のノースウェスト航空NW1便が多少遅れたとしても、充分に余裕があります。問題になるのは、コスト。移動にかける費用をなるべく抑えたい私は、バスで市内に入ることを主張しましたが、鉄ちゃん(2人は否定する)の2人に押し切られました。バス(巴士)ならば、31香港ドル(“N11”という路線の場合。0時50分始発で以後30分おきに出発。“A11”という路線は、やや高い。0時30分に最終。)で(子どもは半額)「上環(ションワン)」まで行くのに比べて、エアポート・エクスプレスは「香港」駅まで、100香港ドルもかかります。ただ、利点は20分で着いてしまうこと。80分もかかるバスに比べて速いこと。この点を夫につかれて、バス案を引っ込めました。(エアポート・エクスプレスに関する記事「香港国際空港から-「香港・マカオへ」5」は、ここ にあります。)



 そこで、購入したのは「エアポート・エクスプレス・ツーリスト・オクトパス(The Airport Express Tourist Octopus、機場快線旅遊票)」、220香港ドル(エアポート・エクスプレスが1回利用できて、最初の利用日から3日間ならばMTRが乗り放題)。3日間、MTR(これは乗り放題)・バス・トラム(この2つはチャージしてオクトパス・カードとして)を利用して縦横に移動するつもりです。余分にかかった費用をできる限り回収です。3日間が過ぎてもチャージすれば、オクトパス・カードとして使えます。このカードでフェリーやピーク・トラムなどにも乗ることができます。デポジット額(カード返却保証金)は50香港ドルで、カードを返却すれば戻ってきます。すると、220-100(エアポート・エクスプレスの運賃)-50(デポジット額)=70香港ドルとなり、70香港ドル以上3日間で使えば、元が取れます。さらに、140香港ドル以上使えば、バスを使わなかったことのコスト増も解消できます。さあ、乗るぞ~ いや、このスタンスは、2人の鉄ちゃんを喜ばせることになるかも。まあ、3人ともそれぞれ満足すれば、円満解決でしょう。

オクトパス(八達通、Octopus)・カード」とは、日本の「Suica、Pasmo、Icoca」のような交通ICカードです。ソニーの非接触ICカード技術FeliCaを利用して、日本より早く(1997年。日本のSuicaは2001年。シンガポールの「EZ-link」もこれ)導入されました。

This is an Octopus Card with either 1 or 2 Airport Express single journey(s) plus 3 consecutive days of unlimited travel on the Kwun Tong, Tsuen Wan, Island, Tung Chung, Tseung Kwan O and Disneyland Resort lines.(八達通卡內附1程或両程機場快線車程及連続3天無限次乗搭観塘、荃灣、港島、東涌、将軍澳及迪士尼線 )

 「エアポート・エクスプレス・ツーリスト・オクトパス」の問題点は、子ども用がないこと。子どもにはワンウェイ・チケットを50香港ドルで購入し、さらに子ども用の「オクトパス・カード」も70香港ドルで手に入れました。これにもデポジット額の50香港ドルが含まれていますから、50香港ドル単位のチャージをしないと、実質20香港ドルしか使えないことになります。実際、あとで50香港ドルのチャージをしました。



 去年(2007年4月)は一人旅だったので、リスクを避け、「エアポート・エクスプレス」に乗りました。今年(2008年4月)は3人なので、バスでもよかったのですが、「私が香港に行った30年前には、エアポート・エクスプレスは走っていなかったし、そもそも空港は啓徳空港で、まさに街中にあったんだ。ビルすれすれに飛行機が着陸する光景が見られたよ。君はエアポート・エクスプレスに乗ったかも知れないが、私と健人は乗ったことがないんだよ。JRの成田エクスプレスのようなものだと言われているけれど、実際に乗ってみないとね。こういうものは少なくとも1度は乗りたいものだよ。旅行の楽しみの一つにこういう乗り物に乗ることがあるんだ、、、」 普段無口だ(これは自分が言っているだけ)という夫が語り始めたので、逆らわず、「じゃあ。それで市内に入ることにしましょう。」ということにしました。



 私は夫が乗ったことがあるという「成田エクスプレス」には乗ったことがありません。コストの面から一人旅で乗るのはいつも京成の「スカイライナー」。私は「鉄子」ではないので、それはそれでいいと思っています。エアポート・エクスプレス、私たちが乗った時間、0時16分は貸し切り状態でした。混雑時はどうか分かりませんが、ゆったりとできて乗り心地に不満はありませんでした。ここで疑問が一つ。空港駅には改札がありません。降りる香港駅には改札があります。「エアポート・エクスプレス・ツーリスト・オクトパス」の3日間乗り放題は、最初の利用日からとなります。降車したときの日付がデータとして記録されるのでしょうか。ならば、日付が変わる0時16分まで待って乗らなくてもよかったですね。

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