POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





フエ(Huế)は、町の中央を西南方向に流れるフォン河(Sông Hương、香江)で2つに分割されています。北西地域には外壁に囲まれた王宮がありますが、その東側には市場(Chợ Đông Ba、ドンバ市場)があって賑やかな下町を形成しています。南東地域は比較的新しい街区でそこそこの高さの建物が木立ちの中に立ち並んでいます。



この地域の後背地の丘陵に阮家(nhà Nguyễn)の歴代皇帝の廟が点在しています。点在しているというのですが、フエに来てこの廟を見ずには帰れません。そこで宿泊ホテルのお兄さんに相談すると、友達のバイクタクシーのおじさんを紹介してくれるとのこと。このお兄さんを信頼して、お願いすることにしました。



人を選ばなくてはいけません(近づいて来る人ではなく、近づいて親しくなった人)が、地元の人と会話することは(といっても英語のできる人に限られてしまいますが)、旅の楽しみのひとつです。

日本語の流暢な人は要警戒です。マイナーと言える日本語に習熟している人は「日本人で食っている」人が経験的に多い。気を許すことはできません。で、このおじさん。日本語はできません。お互いに流暢には扱えない英語で会話です。



このおじさんと教育の話になりました。(この話、以前にも書きました。)
「ベトナムは学校に行く子が少ないんだ。それで、殆どの人が貧しいままなんだ。」(確かに学齢期の子供を学校に行っている時間に街で多く見かけました。)
「中学では学校に行くにもお金がかかるのさ。貧しいから、そのお金が払えないんだよ。」
「教育は大事ですね。収入に関わってきますからね。」
「俺はね、自分の子供には教育をつけさせたいんだ。だから、一生懸命働いているのさ。」
「ベトナムも豊かになりますよ。」
「長かった戦争がベトナムの発展を妨げていたんだよ。」
・・・



1802年から1945年までのおよそ140年間、ベトナムの首都はフエにありました。江戸時代後期から昭和初期まで存在した王朝なのです。このベトナム最後の王朝に生まれた人(おおよそ60代以上の人)はまだ存命中ということになります。

フエの後背地のなだらかな丘陵を向きを南東に変えたフォン河が流れ、その東岸には同慶帝(ドンカイン帝)、嗣徳帝(トゥドゥック帝)、紹治帝(ティエウチ帝)、啓定帝(カイディン帝)の陵が、西岸には明命帝(ミンマン帝)、嘉隆帝(ザーロン帝)の陵があります。

比較的近い(市内から20分くらい)ということで、トゥドゥック帝廟(Lăng Mộ Vua Tự Đức、Khiêm Lăng)にやってきました。



続きはまた、、、

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