蓮の実入りチャーハン「コムセン」

　先日、夫に「コムセン」という蓮の実入りチャーハンの説明をしていて、我が家に蓮の実があるのを思い出しました。上海に行ってきたときに購入しておいたものです。



　さっそく、それを使って、蓮の実入りチャーハンをアレンジして、作ってみました。蓮の実は一晩水に漬けて戻しておきました。

材料　蓮の実（柔らかくなるまで茹でておく）
　　　にんにく（みじん切り）
　　　豚ひれ肉（細かく切って、にんにく醤油に浸し、片栗粉をまぶす）
　　　長ネギ（薄切り）
　　　たまご（溶きほぐしておく）
　　　にんじん（細かい賽の目に切り、茹でておく）
　　　かまぼこ（細かく切っておく）
　　　レタス（細かく切っておく）
　　　小松菜（細かく切っておく）
　　　ご飯（レンジであたためておく）

手順　（1）フライパンに油を敷き、強火で熱し、にんにくを炒める
　　　（2）豚ひれ肉を入れて、火が通るまで炒める
　　　（3）ごま油を少し入れる
　　　（4）次に長ネギを炒め、たまごを入れて炒める
　　　（5）塩コショウで味を調える
　　　（6）蓮の実とにんじんをを入れる炒める
　　　（7）かまぼこと小松菜を入れて炒める
　　　（8）ご飯を入れて炒める
　　　（9）もう一度、塩コショウ
　　　（10）隠し味で「金笛のだし」をなべ肌に沿って廻し入れる
　　　（11）最後にレタスを加えて、出来上がり
などと書くまでもなく、普通にチャーハンを作り、その具材として、蓮の実を入れただけです。気分を出すために、プリーツレタスの上に盛り付けてみました。「コムセン」に似ていません？



（健人のパパの注）“Cơm rang gói lá sen”という蓮の葉（lá sen）で包んだ（gói）チャーハン（cơm chiên, cơm rang）がありますが、妻が作ったチャーハンは、レタス（diếp）包みなので、“Cơm rang gói diếp”（コム・ラン・ゴイ・イッ（プ））といったところでしょうか。（注の終わり）

　蓮の実が余ったので、小豆の水煮と椰子糖（パルミラ椰子の花序液を煮詰めて作られる。椰子の花蜜糖、椰子砂糖、パームシュガー、đường thốt nốt）を使って、お汁粉も作りました。



　椰子糖の甘さが上品で、夫には受けましたが、上の息子には今一つ受けなかったようです。椰子糖には、砂糖のねっとりとした甘さがなく、蓮の実も甘さが滲みてはいず、味が淡白だったせいなのかも知れません。息子は甘党？