ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

3月15日

2014年03月15日 | Weblog

 

今朝はマイナス3度、随分寒く感じる。

STAP細胞も何だかしょぼい事態となってきたが、これは功を急ぎすぎた結果なのか、はたまた佐村河内現象なのかどちらなんだ。後者であってほしくはないが。

浦和はjapanease onlyで無観客試合。サークル活動でもそうだが、閉鎖的なより純化した原理主義的な世界を好む人間は必ずいて、結果、彼らが排除されると言う皮肉。

 

 

 

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池の話題

2014年03月14日 | Weblog

 

最低気温が零下にならないとやっと湯たんぽもいらなくなる。先日、今年初の池のクリーナーのフィルターの掃除をしたのだが、思ったほど汚れが付いていなかった。これは、池がきれいだからではなく、単に汚れが除去されていないことを意味している。実際、池の水は決してクリーンではない。フィルターそのものは換えたばかりの真新しいものなので、よくなるはずなのだが。ひょっとすると、クリーナー本体(灯篭型でポンプで吸い上げた水がフィルターを通って吐き出される方式のもの)が、腐食やら何やらでがたがきていて隙間だらけになってるのがよくないのかもしれない。今回も無数のトビケラの幼虫がフィルターの部分で蠢いていた。取り敢えず、彼らにとってはいい環境のようだ。

そして気が付けば、池の住人である鯉の数が物凄く寂しいものとなっていた。嘗ては30匹近くいたのが今ではたったの6匹。しかも白っぽいものばかり(紅白も年とともに赤色が薄くなる傾向にある)。所謂錦鯉的華やかさは一切ない。元気なのは、2センチくらいの時に鯉の餌にでもなればと池に放って、結局生き延び、今では20センチほどに成長した6匹のフナくらいなものだ。つまり魚の総数は12匹なのだが、何せフナは地味で、殆ど池の底と保護色となっていて存在そのものが一見しただけでは分からないのである。

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スマホ人間

2014年03月13日 | Weblog

 

ある店の前で、明らかに入ろうか入るまいか迷ってるカップルがいた。ちらちら中を覗き、外のメニューを見るがなかなか決断が付かない。こういうのを見ると、さっさと入れよと思ってしまう。暫くすると、スマホを取り出した。最近このパターンが多い。つまり、店の前でその店のネット情報を見るのである。どうせ食べログか何かだろう。店の前でその店の情報を見るか?とスマホのどこがいいのかと思っている人間は思うのだが、彼らにとってはこれが当たり前。そしてネット情報で高評価であれば喜んで入っていくのであろう。

しかしそれ以前に、食べログの情報なんてあてにならないのだが、彼らにとってはバイブルになってるところが困ったところだ。例えば今回の店など、店の雰囲気を見ればどういう店かは直ぐに分かる。経験をつめば、店の外見で行けそうか行けなさそうかは大体判断がつく。実際その通りのこともあればそうではないこともあるが、それを含めての外食の楽しみだと思う。食べログ頼りで自分の基準がない彼らは、情報を消化して満足するのである。この前聞いたT君のところの一件は更にトホホなものだった。席についてメニューで検討するわけではなく、スマホの写真を指してこれと同じものをという話だった。情報に踊らされる人間ばかりが増えていく今の現状は決して良いとは思えない。

 

 

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アウトドアブランドの位置づけ

2014年03月11日 | Weblog

 

つい二三年前までは全く興味のなかったアウトドアブランド、自分で使い始め、更に興味をもって調べてみるとそれぞれのブランドの位置づけのようなものが見えてくる。それらをまとめると次のようなこととなる(飽くまでも自分の基準)。

コロンビア...カジュアルからトレッキング用まで  パタゴニア...同じくカジュアルからトレッキングだがコロンビアよりセンスが上  ノースフェイス...カジュアルから登山用の本格派まで幅広い、他よりちょっと格上イメージ  モンベル...カジュアルから実質主義の本格派まで、イメージ的には地味  アークテリクス...本格派、アウトドア界のトップブランド  その他海外ブランド、マーモットマムートホグロフスドイターミレーなどはどれも本格派のイメージだ。唯コールマンはやや2流ブランド的イメージ。

と、大体こんなところだが、もし万が一これからアウトドア系のものを買うことがあるのなら、そこそこ参考にはなると思う。

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Trans-Europe Express

2014年03月10日 | 音楽

 

BSで「鉄道 絶景の旅」という番組を見ていると、ドイツからデンマークコペンハーゲンに向かう特急列車が、バルト海でフェリーに乗り換える場面となった。そのままフェリーに乗ること自体不思議な光景だったが、ここでかかったBGMにびびっと反応してしまった(こういう場面はある種の醍醐味)。イントロクイズに出れば2秒で回答といったところか。それはクラフトワークの「Trans-Europe Express」だった。鉄道ということでこれを選曲したわけだが、自分がもし関係者であれば多分使いたくなるだろう。他だとスティーブ.ライヒの「Different Trains」。そのくらいしか思いつかないが、他に鉄道関係の有名どころって何があっただろうか。そして、世の中に撮り鉄がいるように、聴き鉄っていう人種もいるのだろうか。

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安インク

2014年03月09日 | Weblog

 

プリンターの純正インクカートリッジは恐ろしいほど高い。だから自然とお安い互換インクに手が伸びる。今使ってるプリンターは、7色。もし純正だけで揃えるとなると、インク代だけで7000円近くにもなってしまう。しかも減るのはこれまた恐ろしいほどに早い。ノズルのクーリーンなどをすると更に加速化する。だから、互換インクが六分の一七分の一くらいの値段で売っていれば、そちらに行くのはそれこそ世の必定というものである。私の買ったのはさらに安く、純正の十分の一程のお値段だった。

とここまではいいのだが、それらの安インクで果たしてちゃんと印刷されるのか、というのは気になるところである。そこで実際使ってみると、その不安は的中し、色の出具合が完全におかしくなってしまったのだった。純正と混ぜたのがよくなかったかと全て安インクにしてみてもやはり駄目だった。安物買いの銭失いの典型か、とがっかりした。が、私は諦めなかった。暫くして、一本だけ安インクにしてまたやってみた。すると今度は全く問題なく出来たのだった。次に違う色もなくなったので安インクに変えてみると、これも問題なかった。どうも、その時のプリンターの気分次第でよくなったりおかしくなったりするみたいなのだ。元々が中古を貰ったものなので、結構誤作動もある。しかし、ひとまず安インクが使えたので一安心であった。

いずれにしろ、インクを使わないのに越したことはないと思い、TAC通信3号の表紙も、全面印刷から大分少ないものに変更した。A3にこんな状態に印刷して、この後裏にも印刷するのである。

 

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ナポリピザの生地

2014年03月08日 | 食べ物

 

ナポリピザの生地を自分で作ってみようと思い立ち、専用のイタリア産の粉をネットで購入し、早速作ってみる。練った時点で粉の色は違うがその他では大きな違いは見えない。なるべく高温で焼いてみる。石釜だと500度などと言う話になるがそうはいかないので300度で三分弱。出来上がったピザは、ナポリとは程遠く、普通の日本の小麦粉で作る物と大差ないものだった。食べてみても感想は同じ。普通に美味いが、ナポリの風は一切感じなかった。

そこで、改めてナポリピザの生地の作り方を検証してみる。すると幾つかの問題点が明らかとなった。まず使う材料だ。発酵のための砂糖は一切使わない。そしてこれが大きく違うが、イーストの量である。一桁違っていたのだ。低温長時間発酵がナポリの基本のようで、こちらのやっていた方法は短時間簡単レシピだった。そしてコネ時間も大きく違っていた。同じく簡単レシピで数分しか捏ねてなかったが、ナポリの方は30分も捏ねるらしいのだ。これだけ違うと出来上がりは別物になるようだ。つまり、ナポリピザを作るためには、時間も労力も相当かけねばならないのだ。

ということで、次回挑戦する時は相当気合を入れなくてはならない。お手軽とは言えない食べ物だったのね。

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Gと無用窓

2014年03月07日 | トマソン

 

松本市美術館に行く間に見つけた「Gタイプ」と「無用窓」。この通り何度も通っているのだが、通る方向、側によって見える景色が違うので、このように見落とすことがあり気付かなかったのだ。尤も「Gタイプ」の方は、手前の建物がなくなって新たに出現した可能性もある。

 

Gタイプ

無用窓

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モローとルオー

2014年03月06日 | 芸術

 

前回行ったのがいつだったか思い出せないくらいに久しぶりな美術館、「モローとルオー」展を見に行って来た。ご存知のように(とそこまでは有名だとも思わないが)ルオーというのはモローの愛弟子。説明によると師弟関係の中では一番その繋がりが強かった、らしい。モローの代表作、例えばサロメと、ルオーの代表作、輪郭の太いキリスト像などと較べると作風があまりに違うのでその師弟関係が意外に思われるのだが、作品に臨む姿勢などルオーがモローから受けた影響は計り知れない、らしい(説明によると)。

今回の展覧会、どちらかと言うとルオーの作品の方が充実していて(ルオーは汐留パナソニックミュージアム蔵が多いから?)その作風の変化がよく分かるような展示となっている。一方モローは、パリのモロー美術館蔵のものが多く、そう数は持ってこれない事情があると想像される。現地のモロー美術館は遥か昔に一回行ったことがあり、人の少なさとその作品数の多さに驚いた。モロー好きであれば、モロー美術館は絶対に外せない。

 

 

松本市美術館は、霙模様の平日にも拘らず結構人は入っていた。多分、ルオー好きが多いからなのだと思う。日本人にはルオー好きが多いというのを聞いたことがあるようなないような。知名度からしてもモローよりはルオーだろう。いずれにしろ、地方で両方見る機会はそう多くはないので、この展覧会は貴重なものではないだろうか。

 

 

 

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蔦のある風景

2014年03月04日 | Weblog

 

本日の写真は蔦の絡まる壁。緑がないと魔女でも住んでそうな不気味な森を連想させる。ここで一句。

タテヨコに 蔦の絡まる フユゲシキ

カタカナで誤魔化してみました。

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趣味の世界」

2014年03月03日 | Weblog

 

今年初のビオトープの話。ビオトープアネックス(室内に置いたポリバケツ)には、17~8のオオシオカラトンボのヤゴがいる。どれも5ミリかそれ以下の大きさで、この寒い時期は餌も食べずにじっとしている。砂泥に潜っているので姿も見えない。偶に数匹が現われるが、何をするわけでもなくやはりじっとしている。潜っていればいいのに何故姿を現すのか、考えてみれば不思議だが、それなりの理由はあるのだろう。じっとしていると筋肉に当たるものが固まって動けなくなるからそれを防止するために動く、などと理由を考えながら見てれば、動きのない世界でもそれなりに楽しめる、だからビオトープは面白いということになるのだが、残念ながら、この面白さはなかなか他人には伝わらない。自分が面白ければそれで充分というのは趣味の世界の基本であるから、他人の眼は気にしないというのも当然基本的態度となるわけだ。

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3月2日

2014年03月02日 | Weblog

 

今朝はうっすら雪が積もっていたが、その後の雨で殆ど消え、暖かくなると思いきや徐々に冬の寒さに戻りつつある。明日からはまた寒くなりそうだ。

雪原に 風の足跡 追っていく

書くことがないのでこれでお茶を濁します。

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R100と寺山修司

2014年03月01日 | 映画

 

最近人の名前を思い出せない頻度がかなり多くなってきた。今朝は「寺山修司」の名前。何故「寺山修司」の名前を思い出そうとしたかと言うと、松本人志の「R100」と言う映画を見て、ふと思い出したのが彼の映画だったからだ。例えば「田園に死す」や「チャイナドール」。映画のタイトルは思い出しても、肝心の監督の名前が思い出せないのだから、何ともトホホな話である。仕方ないので「田園に死す」で検索した。

で松本人志の映画「R100」だが、はっきり言ってかなりしょうもない。彼の他の作品にも共通してるが、小ネタ集のような映画になっているのだ。全体を通して見るとため息しか出てこない。題材はSMという所謂変態的なもので、本人としてはちょっと異常なシュールなものにしたいのだろうという意図は推測出来るのだが、全くその変態度が足らないと言うか、嘘っぽいのだ。そこで寺山修司を思い出したのだが、彼の場合は本物の力に圧倒される内部から溢れたものを感じる。一方松本人志のものは、一生懸命考えた末のアイデアというのが透けて見える。それが面白ければまだいいのだが、全く面白くないときている。今回もまた、映画監督としてのセンスを疑わざるを得ない作品であった。

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