ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

M氏と牡蠣

2009年12月07日 | 食べ物


スノッブなM氏が、牡蠣の話をしてきた。何
やら三重県の白石湖産のものが美味いという
内容であったが、そこで盛んに「きっすい湖」
でどうのこうのと言った。すかさずそれを言
うなら「汽水湖」と突っ込みを入れた。喫水
と汽水を混同しているのは分かったのでそう
言ったのだが、本人は「汽水湖」をきっすい
こと読むものだと思っているという屈折した
間違いだったので、なかなか直ぐには分かっ
てもらえなかった。困ったものである。

で、汽水域の牡蠣が美味いというのは、割り
に知られた話で、その理由というのが、汽水
域という環境に育つプランクトン食べるから
というものである。実際そうなのかというの
は知らないが、そういうことになっているの
だ。確か、厚岸もそうの筈。フランスでも、
フィーヌ ド クレールというのがおいしい
と言われている。あれはプランクトンのせい
で緑色だ。と、如何にも食べたことがあるよ
うに言っているが、全てはたんなる知識。実
は牡蠣はあまり好きではないのだ。

記憶にあるのは、牡蠣フライを食べた時、も
わっと香りが立ちこめ思わずうっとなったこ
とだ。以来牡蠣というのを美味しいと思った
ことはない。今でも牡蠣フライは駄目で、生
は食べられるが、やはり美味しいとはならな
い。冬の風物詩でもある牡蠣を食べられない
のは、何だか損をした気分だがこればっかり
は仕方ない。牡蠣情報を持っていても、せい
ぜいM氏に突っ込みを入れられるだけのもの
である。
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