ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ビストロについて

2018年06月26日 | 食べ物


最近ビストロという名前をつけたレストラン或いは居酒屋を多くみかける。それだけビストロという名前が浸透したからなのだろうが、はっきり言ってその殆どはこれってビストロ?と思うような店である。今は温めるだけの業務用の調理済みのパックがいくらでもあり、誰でもそれっぽい、この場合ビストロっぽい料理を出すことができる。調理経験がなくても全く問題ないのだ。唯ここは日本、ビストロの基準などは元々ない。漠然としたイメージしかないのだから、こういう状況(本当にビストロか?)なのは当たり前だ。コンビニにはビストロに限らず、それっぽいもの(唯、美味くはない)ものが溢れている。

しかし、個人的にはビストロと言ったら、伝統的なフランスにあるビストロがやはり基準となる。当然のこと、そんな本場志向の店が良い店かそうじゃないかの基準となるのだ。本場志向でも美味くなかったら問題外だが、味についても、向こうで美味いとされている味が基準である。日本人向けの味付けではなく、飽くまでも向こう基準の味付けが個人的には望むものだ。しかしこれをやると、一般受けせずに店としては苦しくなるという問題がある。この現実に直面して、いつのまに本場志向ではなく、よくある普通の店となってしまった例など、全く珍しくない。

写真はビストロ料理の定番(日本では滅多にないが)自家製アンドゥイエット「ビストロバガブー」。


コメント    この記事についてブログを書く
« 日本代表 | トップ | 本日の予想 »

コメントを投稿

食べ物」カテゴリの最新記事