ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

食べ物ブロガー

2011年05月07日 | 食べ物

 

個人的にも、何か店を探す時に誰かのブログによって情報を仕入れるというのはよくある。しかし、その内容に関しては殆どが信用に値しないのが現実。特に、食べ物ブロガーのものはひどいと思うものが多い。そのレベルの低さに怒りすら覚えることがある。

とそれを裏付けるような出来事を最近知り合いから聞いた。彼ら(彼女ら)の特徴は、まず店に入ってきたときから判るというのが大体の店側の一致した意見である。本人は、覆面調査員にでもなった気分なのだろうが、如何にも観察しているよという不自然な視線の動かし方をする。その時点で、覆面の資格はないのだが、本人たちは飽くまでもその気。で、知り合いから聞いたのはもっとひどいものだった。自ら、ブログをやっていて、しかもそれが人気ブログでそのための取材だと本人が言ったそうなのだ。それからは、兎に角質問攻めで、一応断るが返事をする前から写真を撮りまくり鬱陶しいことこの上なかったらしい。マスコミが、つまらない質問を傲慢な態度で連発するという光景は日々目にするが、それと同じ構図である。性質が悪いのは、そういうしょうもない(と思う)ブログほど人気があり、彼らたち(今回は彼女らしいが)の自信(傲慢)の裏付けになってるところだ。悲しい現実である。

ここで、彼らの特徴を整理する。入ってきた時の態度は先に言ったとおり。そして注文するときに多くが「お奨めは?」と聞く。店側とすれば、本人の好みなど知らないので「そんなもの知るか」というのが本音なのだが、ここでにこやかに対応しないとそれだけで評価がぐっと低くなる。こういう店側の対応に矢鱈とうるさいのも食べ物ブロガーの特徴でもある。たまにそんな場面に遭遇する時があるが、彼らは自分自身の鬱陶しい態度には全く無自覚である。飽くまでも自分が正しい、という立場だ。店側とのやり取りも店の魅力の重要な要素であるby食べ物ブロガー。店側からすれば、食べ物ブロガーであるなら、それなりの基準を持って自らさっさと選べ(結構迷う人間が多い)、その上で勝手に判断せよ、であるのだ。そして料理がくれば、本領発揮の食べるよりまずは写真。ブログに写真を載せるのがもう嬉しくてしょうがないのだ(まあその辺の気持ちは分かるが)。一通り食べ終わると徐に周りを観察して、内装がどうのBGMがどうの客層がどうのと情報を収集する。椅子が低いだの、カウンターがどうのと、どうでもいいことを言いたがるのも彼らの特徴。肝心の料理に関してはかなり貧弱。そして何か疑問があると直ぐ質問する(多くは見れば分かるだろうという内容)。最後にレジで必ず店のカードをもらって帰っていく。

こんな鬱陶しいブロガーが、日々増殖しております。

 

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