ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

レンタルいろいろ

2010年03月21日 | 映画


レンタルが5本1000円ということで、無理やり5本
にして借りる。何故無理やりかと言うと、最近は
なかなか見たいと思う映画が多くなく、候補があ
まりないのだ。今回も、やはり選択には苦労した。
だから、棚から棚に行ったり来たりでその移動す
る総距離も馬鹿にならないのではないか(と言う
程ではないが)。

で最終的に決めたのは「サブウェイ123」(これは
新作で対象外だが見たかったので)、そして「ヒ
ストリーオブバイオレンス」(前から見たかった
クローネンバーグの映画、やっと発見))「ピア
ノチューナー・オブ・アースクエイク」(全く知
らない映画だがクエイ兄弟の作品ということで興
味あり)「ランボー最後の戦場」(ここまで来る
と完全娯楽作も混ぜないと、しかもこれはシリー
ズの中では一部の評価を得ている)「重力ピエロ」
(この辺が特に迷うところ、特別見たいわけでは
ないがそこそこ評判にはなった日本映画と言うこ
とで、しかしあまり期待はしない)、最後にタイ
の西部劇、これはあまりにひどくてタイトルも
忘れたが、こういう映画を借りてしまうというの
が5本の魔力である。以上、対象外も含めた6本で
ある。

以下見たものの感想。
「サブウェイ123」、トニー.スコットの映画だが、
「トップガン」の頃はどうにもしょうもないと思っ
たが、兄のリドリー・スコットとは対照的にどんど
ん良くなっている。独自の表現スタイルを確立して
今や娯楽作の一級品を作る一流の監督である。今回
の作品も、しつこくなる手前の凝った演出が冴えて
いる。ジェームズ・キャメロンの数倍は良い。

「ランボー最後の戦場」、他のシリーズは見るべき
ものはないが、自分で監督したこの作品は充分見る
に耐えられるものだった。結構出来がいいのではな
いか。過去の作品のような、漫画的大げさな演技は
大分控えめで、適度に抑制が効いている。そして戦
場の描写が嫌にリアルである。取って付けたような
メッセージが薄いのも良い。

「重力ピエロ」、監督は森淳一(よく知らない)。
出生の因果が犯罪を呼ぶという、一見平和そうな世
界に潜むちょっと異常な部分を描いた映画、か。こ
れを見てたらCURE キュア」を思い出した。黒
沢清が撮ったらもう少し良いものになったろうが、
どうもテレビ的な印象が消えない、残念でした。


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