空き地の水溜りに、アキアカネが盛んに産卵行動をしていた。こんな所に産卵しても孵る可能性は100パーセントないのだが、習性として、池のように水がたっぷりあるところよりこんな水溜りを産卵場所に選ぶようなのだ。これが、田圃の水溜りであれば、卵のまま越冬して水が張られる頃に孵化して成虫になるのだが。前に、アスファルトの水溜りで産卵しているのも見たことがあるが、基本的な戦略として、取り敢えず水溜りであれば可能性にかけるというのがあるのだろう。しかし、肝心の田圃環境が悪くて、全体の数が目に見えて減っているのが残念である。