バッタモノの「THE NORTH FACE」を入手したこともあり、ちょっとその偽物状況がきになり調べてみた。アウトドア系ブランドとしての名前は以前から知っていたが、そこらの山を散策がてら行くという程度のアウトドアでは、そもそも本格的なものを必要としていないので買う必要もなく個人的には無縁の存在であった。そして今回調べてみると、自分が思っているより人気ブランドであることが分かった。本格派からの支持もかなりのもののようだ。そしてここからが問題になるのだが、中国国内では相当な人気ブランドらしいのだ。普通にそこらのおじさんが着ているらしいのだ。が、勿論それらは偽物で、現地価格は2500円程度。現地ではそれをノースフェイクというらしい。本物を着ていった日本人が、本物にも拘らず何故か恥ずかしい思いをするというパラドックスのような状況がいまの中国なのだ(多分)。ということは、偽物作りの競争が激しいから競争原理が働いて、質の高い偽物が生まれてくる可能性もあるのではないだろうか。これはこれで結構なことである(というわけにもいかない)。
一般的に言って、ファッション系のブランドと違いアウトドア系ブランドは、品質保証のその保証の切実度が違う。記号的意味はファッション系より薄いが、丈夫さとか機能性という実用的な部分が厳しく問われるので入手したほうには肉体的安心感がある。プラス記号的な満足度で成り立ってるのがアウトドア系ブランドである(中国では違うようだが)。ということで今は、取り敢えず自分のバッタモノ、自称ゴアテックスが、どの程度ゴアテックスっぽいのか早く実地で試してみたいと思っているところだ。