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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ボストン

2006年11月03日 | 音楽


「ボストン」と聞いて思い出すもの。
ボストンバッグ、ボストン交響楽団、ボストン美術館。
このくらいしか出てこない。
アメリカに関しては、あまり興味が無いこともあって、
位置関係にしろ、殆ど知らない。
当然、ボストンが地図上のどこにあるかは分からない。
何州であるかも。

で、「ボストン」だが、実のところすぐに思い出すの
はロックバンドの「ボストン」なのだ。
昨日、ラジオでかかってたのを久しぶりに聴いた。
「More than a feeling」。
何を隠そう、唯一のロックのライヴ体験はこの「ボスト
ン」だったのだ。
結果的にその時だけとなった、「武道館」も。
初物づくしのライヴ体験だったので、懐かしさもひと
しおというものだろう。

当時、このグループのスペースサウンド的音楽が好き
だった。
今検索してみると、プログレハードロックと言われて
いたことが分かった。
遅れてきたプログレってとこか。
なるほど、好きだったわけだ。
で、ライヴだが、始まってすぐに「なんだか場違いな
ところに来た」と感じ始めた。
二階席の、ずいぶん遠いなというのは置いといて、初
っ端から立ち上がって乗り乗り状態というのはどうな
んだ。
と、乗れない自分、乗り遅れた人間が味わう悲哀を充
分に感じ取ってしまった。
周りの連中は、結局最後まで立ちっぱなし。
ここで気付いた。
ライヴというのは、音楽を聴きにいくものではなく、
参加するものなんだと。
つまり、お祭りなんだ。

実際、これだけ遠くだとまともには聴けない。
ビートルズのときなんか凄かったんだろうな、と関係
ない想像をしながらの「ボストン」。
レコードで聴いた方がどれほどましだったか。
後悔とともに、もうライヴには行かない、と深く決意
したのだった。
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