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ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

私であって私でないこと?

2015-09-21 | 日記・エッセイ・コラム
連休中の真夜中のこと、不意に聞こえてきたイタリア語にテレビのリモコンを持つ手が止まった。
こんな夜中に何の番組だろう。


「 煙はるかに世界SL紀行~イタリア・サルデーニャ島 ゴイトといた三日間」(製作は2001年の何度目かの再放送)
ゴイトというその当時108歳の蒸気機関車が、サルデーニャのカリアリを出発し、山岳地帯を抜けて港町アルバタックスまで(※今はもう走っていないようだが、2006年までは年に2回だけ特別に走っていた模様)を走る。景色、人々の関わり、周りを包み込む空気、それらすべてが目を捉えて離さない。映像技術によるものか音楽によるなのかそんなことはわからない。わからないけれど圧倒された。



翌日、maritoへその話をした。

 わたし「あのね、サルデーニャの山岳を…」
 marito「蒸気機関車だろう」
 わたし「え?なんで知ってるの?」
 marito「その話聞いたよ。前に」

 わたし「……」

 わたし「ほんとに?」
 marito「ほんとに」



もしかして、私はかつてその番組を、見た らしい。
そして、やはりとても感動してmaritoに話してた らしい。


どういうことでしょうね。わたくし、鉄道好きでもないし、ましてや蒸気機関車になんの思い入れもないです。サルデーニャを訪れたときも、そちら方面は行かなかったし調べてもいない。本当に初めてと思ってこの番組を見ていたのです。記憶がスコーンと抜けていて単なるボケなのか(ま、結構そういうことは少なからずあるが

だとしたら、自分の意識の外でなにか強烈に惹かれるコトやモノ、を、私の奥底の部分が感じとったのでしょう。だから、どうしても目を離すことができなかった。そう考えると、不思議だけれど不思議じゃない。

ゴイトはこちら。停まっている写真ですが。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (とすかーな)
2015-10-02 14:03:14
見たことは忘れちゃったけど(笑)、でもやっぱり惹きつけられるのって、何に引きつけられたんだろうね。
機関車そのものじゃなくて(鉄子じゃないし)番組で見た風景かな?それか番組に出てきた人間関係とか。
それより、私は話を覚えていてくれてるmaritoさんに感動したわ。
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Unknown (永とも)
2015-10-03 09:54:39
そうそう、この番組を前に見たことがあるとは微塵も感じなかったのよね~(^^; なのに、maritoに番組内容を説明したら、かなり詳細な部分を理解している。やはりこの番組のことに間違いない……(大汗!)
だから、結論として2つの疑惑が生じたのよ。
①私がかなりひどいボケ
②maritoは別の女性から話を聞いた
さあ、真相はどっちだ?いや、どっちにしろやばいでしょう!!!!!
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