マイリビングダイアりぃ

趣味?興味?大好きな人(もの)達について、毎日は無理ですが、更新していきたいと思っています。見に来てくださいね。

熊野古道館~谷瀬のつり橋まで(P2)

2010-08-05 | 旅行&お出かけ

シリーズでUPしています小旅行記、今回は熊野古道館を後にして、直ぐそばの「滝尻王子」周辺の散策編です。


  先に「滝尻王子宮」の鳥居をくぐって行ったのは我が家の親子二人です。熊野九十九王子社のうち、最も重要視された社格の高い五社王子社にも数えられ、後鳥羽院の一行もこの社前で「御歌会」を催されたと伝わってるようです。


   此方の「社」は、「富田川」と「石船川」が合流する地点にあって世界遺産 熊野古道の「中辺路(なかへち)」の起点となっています。


   「社」の左手を、「富田川」沿いに木の根が盛り上がって歩き辛い「熊野古道」を進むと、左側に富田川岸方に少し傾いた「スダジイ(ブナ科)」という初めてみる大樹がありました。右は「社」の裏手です。この「スダジイ」という樹のドングリは渋みが少なく昔は「食用」になったそうです。


  こんな大きな岩の上の老木、岩を抱きかかえるように下の地面へと根をはって生命力を感じますね。


   この「たびやかた よものをちばをかきつめて あらしをいとふうづみびのもと」と「後鳥羽院」が詠まれた歌碑の辺りの目の前から急こう配の道が続いていて、当初歩くつもりだった「乳岩」までの行程はpekoと主人は到底無理だというので、先に下見に行ってくれた長男がカメラを取りに戻ってきて再度登って行ってくれまして、暫くこの鬱蒼としたところで待つこと20分、そして撮ってきてくれたのが・・・↓


   左の写真の急な「熊野古道 中辺路」を登って行ったんでしょうね。↑が「胎内めぐり」ができるという「乳岩」です。女性が胎内くぐりをすれば安産になると信じられて居たそうです。


   ちょっとこの写真では大きさが解りませんよね~道が狭いし全体を撮るには無理だったようです。穴の大きさは人一人が入れるくらいだそうです。この岩は「藤原秀ひら」の婦人が熊野詣の折りに急に産け付きこの岩で出産したとの言い伝えがあり、赤子を残して熊野に行かれて、赤子はこの岩から滴り落ちる乳をのみ狼に守られて無事だったので奥州に連れ帰られ、この赤子が成長して「和泉三郎忠ひら」になったという説もあるそうです。


 撮ってきてくれた写真なんですが、「乳岩」から「熊野古道 中辺路」はまだまだ続くようで、ここからさらに400メートル登ると「不寝(ねず)王子跡」があり、さらに3・3キロ、1時間半ほど登ると見晴らしがいい「高原熊野神社」があるそうですが、この険しそうな「熊野古道 中辺路」の起点から、一般初心者コースの出発点となっている「牛馬王子像」までは、きっと歩く人が少ないのでは・・・と思いましたね~。


戻ってきた長男は汗だくで、用意してきた氷タオルが重宝しました「滝尻王子宮」近くのお土産物屋さんで、「生乳ソフトクリーム」を頂きながら紀行本に写真入りで載ったという面白い店主さんの熊野古道についてのお話も聞くこともできました


では今回はここまでで・・次回も


  

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2 コメント

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歴史ロマンが感じられました (greentea)
2010-08-06 19:47:53
Pekoさん、こんばんは。
熊野古道は誰もが興味を持って当然のテーマ
ですよね。
おかげさまでPekoさんのたくさんの写真付きの
詳しい解説で熊野古道をはじめ熊野古道館に
展示されている中辺路町の観光案内や
歴史紹介が楽しく理解できました。
滝尻王子周辺の散策でのpekoさんリポート
から、後鳥羽上皇の一行が「御歌会」を
催された往時の姿が偲ばれます。
御長男が撮ってきてくださった写真も鮮明で
雰囲気がよくわかりますよ。
又「胎内めぐり」ができるという「乳岩」も
興味深い解説でした。
おかげで楽しく歴史研究が出来てこの記事は
有難かったです
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greenteaさん (peko)
2010-08-06 23:33:08
こんばんわ~~
和歌山に住んで長いのに「熊野古道」を知らないままでして、今度友人と一般的なコースを歩いてみようと思ってるんですが・・何時になることやら・・

主人達と行くと時間的にも制約を受けて、ゆっくり見聞出来ないもので、帰ってから検索して確認したり、勉強したりしながらUPしてる次第なんです。
拙い記事でもこうして有り難がってくださって幸いです~
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