静聴雨読

歴史文化を読み解く

バイロイト詣で 5

2013-04-07 07:12:27 | 音楽の慰め

 

(5)バイエルン州

 

バイロイトのあるバイエルン州は、ドイツ南部に広がる大きな州だ。ヴュルツブルクから始まる有名なロマンティック街道が、ローテンブルク・アウグスブルクを経てフュッセンまでバイエルン州内を南北に縦断しており、また、ヴュルツブルクから東に伸びる古城街道がバイエルン州を経由してチェコのプラハまで達している。バイロイトはこの古城街道の中継地点に属している。

 

バイエルン州の最大の都市はミュンヘンで、ほかにニュルンベルク・バンベルクなどの中都市がある。

 

ルートヴィヒ二世はバイエルン王国の王だった。バイエルン王国の版図が現在のバイエルン州のそれと同じかどうかは定かでないが、今回は、バイエルン州を探索する旅にすることに決めた。ということで、バイロイトとミュンヘンを2つの軸にして、旅程を組むことにした。日本から直接ミュンヘンに入り、前半はバイロイト、後半はミュンヘンに根拠を置く。

 

バイロイトでの滞在期間中、2日間の休日があるが、その1日はニュルンベルクに行きたい。ワーグナーとのつながりでいえば、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の舞台となった中世以来の街なので、必見だ。

 

ミュンヘン滞在中には、ルートヴィヒ二世の夢想の結晶であるノイシュヴァンシュタイン城と、ルートヴィヒ二世が侍医とともに入水したシュタルンベルガー湖に是非足を延ばしたい。

 

以上が大雑把な旅程だ。

はじめはチェコにまで入ろうかと思ったが、日程が忙しくなりすぎるので、あきらめた。

今回は、もっぱら、ワーグナーとルートヴィヒ二世の事跡を追うことに集中するつもりだ。

2009/3

 

 



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